| 2003年03月07日(金) |
今回の区議会本会議は、おもしろい! |
今日は、第1回定例会本会議である。議案は、いくつかあったが、その採決が、実におもしろかった。議案や、陳情(議会に対して、区民の方が要望すること)は、所管の委員会(議員はいずれかの委員会に所属している)で審議して、議案は可否を、陳情は採択不採択を決め、その審査結果を本会議で委員長が報告し、最終的に全議員が賛否を表明し、決定される。まずは、共産党だけが反対している議案があった。賛成議員は起立をすることになっており、議長が問うと、与党で当然賛成であるはずの議員が、着席していた。一瞬、場内が静まり、どうなったかと、その議員を注視すると、熟慮のあまり、熟睡されていたのだ。次は、共産党提出の議案で、反対の態度である与党の議員は、着席していなければならないはずなのだが、 1年生議員2名が、いつものクセか、起立してしまい、あわてて着席。与党席からヤジがとんだ。 もっと愉快だったのは、陳情についての採択だ。今回は、議員の任期末ということもあり、26件もの陳情が上程された。共産党は、このうち18件の不採択に反対(採択せよ)と討論を行ったが、1つだけ、採決の際、同党の議員2名が退席したのだ。その陳情は、”歩きタバコ、たばこポイ捨てに対する罰則条例の制定を求める”もので、私が強力にすすめたもので、都市整備委員会では、この退席した2名の共産党議員も賛成し、全員一致で採択した案件だ。委員会では採択したものの、党に持ち帰ったところ、”区民に罰則を課すことは反対”との理由で、本会議では反対にまわった。ところが、委員会で賛成しながら、本会議で反対にまわると、自己矛盾が生じるため、苦汁の選択として”退席”を選んだようだ。この2名が、議場外から、自分の議席に戻られた時『よっ!共産党良識派のお帰りだ!』と、ついついヤジってしまった。特に、そのうちのお一人K議員は、温厚で、人格者で、何故、共産党なのか。今期限りで引退されるが、与野党双方から惜しむ声が聞こえる。ご苦労さんでした!
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