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ハリーと指輪の紙一重 2003年04月19日(土) |
ロード・オブ・ザ・リングを見ました。 1作目のDVD。 今更かよ。 原作読んだことがないんで、 なんとも言えないんですが、 中世ヨーロッパ風ファンタジーの世界にも 熱き男達の血潮滾る友情物語 ってあるんですね。 ていうか、 暑苦しい。 ロールプレイングゲームって、 大体がパーティー(隊)を組みますね。 これがゲームという商品だったら、 必ずメンバーに1人は女性をいれますよね。 なんせ、ほら、 ターゲットがターゲットだから。 うん、深くは言わないけど。うん。 でもね、この映画、男だけ。 てっきりメンバーに加わるのかと思ってた、 リブ・タイラーなんて3分の1も出てきません。 しかも、世界観の演出だから仕方ないんだけど、 みんな旅の間に薄汚れていきます。 結果。 小汚いホビットやら、 ボロッちい魔法使いやら、 むさくるしいドワーフやら、 暑苦しい人間やら、 ちょっとだけ小奇麗なエルフ兄ちゃんが、 困難にぶち当たって、 すぐくじけて、すぐ立ち直り、 男同士でガッキ!と抱き合い、 死にゆく(本当は死んでないらしい…)仲間に、 泥にまみれた涙を流す、 ファンタジー風漢道(おとこみち) を舞台狭しと演じてくれます。 これが小説だったら、すんなり読めるんでしょうが、 映像になったとたん、アレですわ。アレ。 全力疾走するヒゲのじいさんとか、 皆さん見たいと思います? これ、どうなんでしょう? 少なくともこの映画見に来る人は、 東映任侠路線日本海に荒波ザザーン てな映画を期待してるわけではないと思うんですよね。 かと言って、 指輪を巡る登場人物達の心の葛藤と成長を 綿密に描きこんだ人間ドラマなのか、 と言ったら、どうもそんな感じもしませんし。 結論。 面白かったけど、 映画館から出た後にカメラの前で 「すごい感動しました!もう涙流れっぱなし!!」 なんて言えません、僕。 空想ファンタジーの世界を、 うまいこと映像にするのは難しいんですな。 ていうかね、 ぶっちゃけた話、 主役のイライジャ・ウッドが演ずるホビットは、 俺、ダメだわ。 いつでも泣きそうな顔で妙にナヨナヨしてるのに、 首太いし。 どんなオチだよ… |