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オープン セサミ 2003年05月28日(水) |
所用で横浜に行くため電車に乗ったら、 斜め前の席で居眠りをしていたおじさんが、 見事なまでに 猥褻物を陳列していた。 いわゆる「社会の窓」が全開な上に、 「社会の網戸」たるトランクスの前から、 猥褻物の先頭が「コンニチワ!」と言っている。 「うわぁ、エライコッチャ…」 一体どうしたらそんな状況になるのか、 皆目検討もつかない。 しかしまぁ、 当駅始発、しかも最後尾のその車両内には、 乗客と言えば、 陳列しているおじさんと、披露されている僕だけ。 もし僕が可憐な乙女であったら、 「キャッ!」と小さく叫びつつ、 顔を覆った指の隙間から、 猥褻物を観察したのであろうが、 普段から見慣れてるので興味もない。 当面僕もおじさんも困る様子はなさそうなので、 心ゆくまで陳列させておいてあげることにした。 しかし、どうもこの「放置プレイ」が良くなかったらしく、 猥褻物の呪いに負けた僕は、 この後すぐさま眠りについてしまい、 気がついたら、 横浜を越えて品川までスーパーワープしていた。 猥褻物陳列おじさんと共に。 おじさんの名誉の為に記しておくと、 品川駅では、彼の猥褻物はしっかり格納されていた。 ということは、 騒ぎになる前にどこかで彼は目が覚め、 もしくは誰かに叩き起こされ、 猥褻物は敢え無く収容されてしまったわけだ。 その収容の儀式を僕は見逃した。 一体どんなやり取りがあったのか。 今も気になって気になって仕方がない。 |