蛇腹食堂
書人*なび太

   

  




犬好きの視点。
2003年05月29日(木)
近所に住む母の友人Sさん宅で飼われている、
ミニュチュアダックスフントの、
Nちゃん(♀7歳スムースヘアー)。

少々太り気味である。

我が家の愛犬リトル号(♂故犬スムースヘアー)も、
若かりし頃はムチムチしていたが、
Nちゃんにはちと敵わない。

滅多に散歩に出かけないNちゃんであったが、
今日は珍しく本人の意思でお出かけしたらしい。
前方から歩いてくる、
胴長短足若干デブなお姿は、
「勇ましい」と「痛ましい」の中間を行っている。
こう言っては大変失礼なのだが、
Sさん自身も立派な体躯の持ち主でらっしゃるのだが、
そのSさんがなんとなく引きずられているように見える。
ミニュチュアダックスフントに、だ。
というか、
既に「ミニュチュア」を名乗る事に、
いささか偽称の臭いさえしてくる。

Nちゃんは、
自宅からまだ100mも離れていないのに、
既に鼻息が荒く、
「フンガッ、フンガッ、フンガッ…!」
と豪快な気合を入れながらこちらに近づいてくる。
僕の足元まで来ると、
「相手をしろ」と言わんばかりに、
短い前足で人の脛に蹴りを入れる。
仕方がないのでしゃがんでやると、
案の定、顔目がけて飛びつかれた。

ウム。
実にこう、
みっちりと重い。
なんか「お肉詰まってます」って感じ。
立ち上がってSさんと軽い世間話をしながら、
足元をウロチョロしているNちゃんを見て、
ふと思った。
何かに似ている。



「ボンレスハムだ…」



そういえば、
リトル号も地面に寝そべって、
必死におもちゃを噛んでいる姿を後ろか見ていると、
まるで「コッペパン」が転がってるように見えた。

犬を食べ物に見立てるとは大変失礼な話だが、
まぁ食べちゃいたいぐらいカワイイってことで。
ええ。




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設計*しゑ(繊細恋愛詩)
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