蛇腹食堂
書人*なび太

   

  




痴態をもって痴態を制す
2003年11月05日(水)
最近、僕と同年代の男が、
やたらと「未成年者略取未遂」をやってのけるもんだから、
心当たりがなくとも、ウカウカ外も歩いていられない。

先程も、床屋へ行こうと町まで出かけたら、
前を歩いていた小学生くらいの女の子が、
何度も僕の方を振り返った末に、
一目散に走り去っていった。

ひどい誤解だっ!

全く…
物騒な時代になったもんである。
え?
べ、別にぼかぁ怪しかないやいっ!

しかしまぁ、仕方ないっちゃ仕方ない。
全国であんな事件を起す「バカ野郎」が増えてるわけだし、
警戒するに越したことはない。
年頃の娘を持つ親御さんの心中も察するに余りある。
警察関係者もたまらんでしょうなぁ。

と、思いながらネットでニュースを読んでいたら、
こんな記事に出くわした。

コチラ

なんつーか、こう、
物騒な時代に地道に頑張る、
交番勤務警察官の哀愁が漂うニュースだ。
こういうの、大好き。

「女子高生に見せてやったぜぇ、デヘヘ!」
と思っていたのに、背後から
「おっ、出しとるのぉ!」
と、野太い声で咎められた犯人の驚きと落胆を考えると、
気の毒なような気がしないでもないようなそうでもないような。
ま、「お見せおじさん」の気持ちなんかどうでもいいのだ。

それよりもカッコイイのは警察官の方だ。
想像してみて欲しい。
下半身裸男をチャリンコで猛然と追走する、
女子高生に扮した小柄なお巡わりタン…。

素晴しい光景じゃないか。
目撃者が居たとしたら、
多分その場で腰を抜かして失禁していたに違いない。
こういうのこそ、あの番組改編期恒例の、
「日本列島警察密着24時!!」
とかで是非とも実況して欲しいところだ。
しかも最後に、
「恥ずかしいからコメントは勘弁して」
とコメントしておきながらも、
「工夫が実って満更でもない表情」と来た。
実に人間らしくて、かわいらしい。
なんせ「膝上10cmのミニスカート」である。
男の勲章たる「スネ毛」は、処理せざるを得なかったろう。
こういう人にこそ勲章をあげてもいいのじゃなかろうか。
この際、『大変良く頑張ったで賞』とかでもいいさ。


まさに読んで字の如く「快挙」。
こういうニュースが続くのなら、
ニッポンの警察官もまだまだ捨てたもんじゃないね、
って、思えるのにねぇー。




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