今日は急なお客様です パソコンを購入予定で どんなものかと 我家のパソコンを偵察に!! 私の持っているのは ノートです こんなので・・・お役に立てるかなぁ
世の中湿っぽい・・・ 家の中も 湿っぽい匂いがしていそうです そこで・・・ 久しぶりに お香をたくことにしました
我家には香炉がいくつかありますが 一番のお気に入りは 足が三つあるものです 一本は松 一本は竹 もう一本は梅・・・ 松竹梅の足なのです・・・ 10年以上も前に 京都で買い求めた物ですが 銅でできていて とても好きな品です (もちろん・・・お安いですよ)
今日使う香炉は 小さな小鉢のような形のもので 中にはいただきものの金の砂が入れてあります 金沢のお土産の金の砂・・・ 灰の代わりにこの砂です これが結構使いやすくて便利なものです 何ヶ月ぶりでしょう いつもたいているお気に入りのお香が残り少なく ちょっと気分を変えて 新しいものをたいてみる事にしました お題が「つき」です なんともワクワクする名前です 作る人が「つき」をイメージして 香りを作ったのでしょうね・・・ なんだかそういうお仕事も素敵だなぁ
はじめての「つき」は・・・・ すこし甘い香りがして 終わるころは 高貴な香りに変わっていきました うーん・・・香りを言葉にするのも難しいものです 複雑に色々なお香を合わせたのではないかと思われます 源氏物語に 香合わせという行事が出てきます それぞれお好みの香を作ってもらい 香りを競うというものだったと思います 昔の人は香りに敏感だったのでしょうか 香りに順位をつけるなんて・・・・ お出かけ前には 着物にお香の匂いをたきつけていたようですし それぞれが自分の香りを持っていて 近づいた香りで 御簾の向に居ても 誰がいるのかわかったようです そんなに昔に 数多くの香りを出せる香料の素材があったわけです
鹿の体から取れる 麝香(じゃこう) 熱帯の香木 沈香(じんこう) インドの常緑樹 白檀(びゃくだん) 沈香の芯の部分から取った 伽羅(きゃら) 熱帯の常緑樹 桂の皮からとる 桂皮(けいひ) 熱帯の香木 丁子(ちょうじ) 成熟果実を乾燥した 八角(はっかく) 植物の樹脂からとった 乳香(にゅうこう) タイの落葉高木 安息香(あんそくこう) スマトラの香木樹液からとった 龍脳(りゅうのう) ちょっと調べてみたら こんなにたくさんの香りの元が見つかりました もっともっと出てきました 日本古来の アロマテラピーです 隠密者が精神統一にも使っていたらしいです
人と香りって ずいぶん歴史があるのですね お香を見直しました もっと深みがあるような゛匂い゛がします 使う時と場所 効能なども隠されているようです もう少し踏み込んでみたくなりました
におい
朝 窓を開けると
すごくいい匂いと出会えるときがある
たくさん酸素を含んで
何物の匂いも入り込んでいない
純粋で透明なもの
「空気がおいしい」
そう言い表す匂い・・・・
酸素で生きていることを
認識できる瞬間
その匂いと出会えた朝は
飛び切り上等な気持ちになれる
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