2002年09月14日(土) |
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いっしょくんの移動です♪ はじめまして! なぜか照れたりしています・・・
今日の題は 「妖精」です
昨日 お友達のお宅で 新築祝いをしました 子供の幼稚園のお友達です お祝いするお宅の方は 生き方も考え方もとても自由人で 私にとって とても刺激のある存在です 彼女の家には何が合うのだろうか・・・ 何人か募って お祝いのお品を買うことにして 時間の都合のついた3人で考えます
独身時代に海外を旅したり インドネシア料理を習っていたり そんな彼女には 輸入雑貨店の品物が似合いそう 友人の提案で近くにあるお店に行ってみました 細かいものや大きな家具まで 日本の色や形とは違ったさまざまな品物が 所狭しと並んでいます 彼女には何がいいだろうと 相談しながら 小さなお店をゆっくり回って眺めます なんて楽しい時間でしょう 誰かを思って 贈り物を探すのは大好きです 私の目に飛び込んできたのは 高さ20センチほどの「妖精」の置物です 石膏細工のような感じで 手作りであることが伺われます 妖精の女の子が 両手を合わせて 左のほほにつけて ちょうど子供が 「ねんね」と言うときにする格好です 柔らかく正座をして 顔ほどもある桃色月見草のような花が 女の子に寄り添っています 背中の羽根は とんぼのように細いもの 耳はとがっていて・・・ とても幸せそうに 目を閉じて微笑んでいるのです いっしょに行った友人たちに 「これ・・・すごくかわいい」 と お祝いの品も選ばずに一人で大騒ぎ 手にとっては置き 離れてみてはまた手に取り を繰り返していました お値段は1500円・・・ きっと 「そのくらいなら買えるじゃないか」と 思われるお値段ですが 今の私にとっては 贅沢品です 「とても魅力があるし 頑張って買ってしまうことも できるかもしれないけれど ごめんなさい・・・買ってあげられない もしまた私がここに来ることがあって そのときまで売れずにいたら 買うからね・・・売れちゃ駄目よ」 と・・・お店の人に笑われながら 妖精との約束 ・・・・これが一昨日のことでした
お祝いの品を決めてから プレゼント用に包んでいただく約束で 翌日の 昨日取りに行くことにしていたので 早速友人から連絡が来ました 「今行けるから取りに行ってくるね」 新築の友人宅へ持っていく お料理を作っている最中だったので お願いしてしまいました 新築祝いは大変な盛り上がりで 次回の約束まで取り決めるほどでした お祝いの品は 思ったとおりとても喜んでいただけて 夜も更けたころ 帰ろうとすると 一緒にお店に行った友人から なにやら包みを受け取りました あら?私 何かしたかしら・・・お誕生日でもないし・・ なんだろう・・・ありがとう・・・・ 家であけますね・・・たのしみ!
家に帰ってからばたばたとするべきことをして ちゃんと椅子に腰掛けてから 袋を机に置いて 包みを丁寧に取り出します あれ?この包み紙・・・友人のお祝いと同じ・・・ !!まさか!! あけていくうちに 箱が見えてきます とても美しい箱で 一面に妖精が飛び交っています その絵が すぐに見えなくなってしまいました ・・・・涙が・・・ しっかり見たくて 手の甲で急いでぬぐいます 丁寧にくるまれた中から 前日に見た妖精の頭が出てきます ・・・いつの間にか・・・泣きじゃくっていました そんな・・・あの妖精が・・・あの妖精が・・・ 包み紙も 箱もそのままで しばらく声をあげて泣いてしまいました 一昨日お店で 私の様子を見ていた友人が あまりにも私がこだわっていたのを見て 思い立ったのでしょう・・・ その思いが 心にしみてきて・・・ 妖精もうれしかったけれど 彼女の思いに 打たれてしまいました 彼女は日ごろから 私がなにやら悩みを抱えていて 元気がないことを知っているのです 小さいころからよく知っていて 少し年上の彼女は 私にとって憧れのお姉さんでした お互いの子供を通して再会して 今ではとても信頼しています 力にもなっていただいているのです 長い事私を見ている彼女のことです 多くを語らなくても 汲み取ってくれることがたくさんあります 「妖精」の置物・・・ これを通して 目には見えない心や思いが伝わってきました さりげない優しさ・・・ありがとう・・・ 感謝の気持ちでいっぱいになった私は 涙が流れて 止まりませんでした 今日「妖精」を見てみたら 妖精と彼女の優しい笑顔が重なって 気持ちが暖かくなるのを感じました 私を思ってくれる人がいる・・・ 大切にしよう・・・ 彼女や友達のことを・・・ そして・・・自分のことを・・・
おさななじみ
「おはよう」
こんなわずかな瞬間に
元気であるかがわかってしまう
飾っていても
笑っていても
ちゃんと心を汲み取ってくれる
どんな風にして 私がここにいるのかを知っていて
どうやって私がこうなったかを知っている
私の存在を知る
貴重な・・・存在
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