いっしょくんの日記

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なんとなく 書くんで〜
なんとなく 読んで下さいね。

2005年06月29日(水)  検査


 昨日の暑さからすると
 雨が降っている分 和らいだように思います

 娘もとても憂鬱そうでしたが登校しました
 行けば元気になって帰ってくるのが常です
 思ったとおり 帰ってくるなり
 「遊びに行ってもいいでしょう?」
 が 始まりました
 昨日の今日なので反対しましたが
 ピンポーンとお友達が来ました
 「今日ねお出かけだから遊べなくなっちゃった」
 よかった・・・お断りでした
 そんなことで Yさんのお見舞いに
 一緒に行くことになりました
 
 病室にはYさんがベットごと居なくて
 看護士さんに聞くと MRIを撮ったのだそうです
 ・・・あれ?足なのに?
 部屋に戻ってくると今度はリハビリの先生が
 ベットのそばに座っています
 6人部屋の入り口で 窓際の話に耳を傾けます
 大きな声で話すので聞こえてきました
 Yさんはまだ私たちが来たことを知りません

 若い男の先生です
 「○○さんおいくつですか?
  今 平成何年ですか?何月かわかりますか?」
 これって 認知症の検査じゃない・・・
 どうして?
 「今から三つの単語を言うので 覚えてくださいね
  さくら ねこ でんしゃ 一緒に言ってください
  ・・・そう ではこの三つを覚えて置いてくださいね
  では これから三つの数字を言うので
  逆から言ってください 例えば 1・3・4
  といってら 4・3・1というようにね」
 数字の後で
 「さっき覚えた三つの単語を言ってみてください」
 下の娘が 得意げに私に向って「さくらぁ ねこぉ 
 でんしゃぁだよね」
 と小声で言います
 『そうそうそう・・ってあなたが答えられないと困るよね
  いい?このテストは 年をとって おばあさんになったときに
  どのくらい色々覚えていられるか調べているの
  お話がわからなかったり どんどん忘れたりしていないか
  先生が知るためにしているんだよ ○○は
  まだ脳みそが新しいから 覚えていられるのね』
 「うんうん」
 次の検査は
 「では ここにあるもの見てください
  えんぴつ・くし・ろうそく・くぎ・・・
  では 今見たものを言ってください」
 「100から7を引くといくつですか」
 そんなかんじのものです

 出てきた先生を廊下でつかまえて聞いてみると
 やはり認知症の検査だそうです
 30ある項目のうち 20できないと
 疑いありだそうです Yさんは15でした
 年齢からすると いい状態だそうです
 95歳ですから・・・
 『ご家族に頼まれたのですか?』
 と 聞いてしまいました
 「これは リハビリを始めるにあたって
  どの程度こちらの話を理解できるかという
  目安になるものなので」
 なるほど
 「でも 年齢のこともあるし
  精神病を患っていることもあるので
  今回はこういう結果でしたが
  次回やったらもっといいかもしれないし
  もっと駄目かもしれないですからね
  その程度のことと思ってください」
 簡単に Yさんのことをお話しました
 車椅子生活と決めてしまわずに
 歩けるようになるという希望はすてないように
 言ってあげてください それで落ち込む人ですから
 「それはこちらとしても 
  自分で排泄できるくらいは目標にしていますから
  そう言うようにしましょう」
 若くて 話のわかる先生でした
 
 Yさんの近くへいき 声をかけると
 びっくりしたように目を大きく開いて
 「来てくれたぁぁ そうかそうか よかったぁぁぁ」
 と 喜んでくれました
 娘の顔をみて 笑顔になり
 娘もなれたせいか 笑顔を向けています
 『検査で疲れたでしょう?
  リハビリの目安になるんですって
  Yさんは足の骨折だけだから 異常なし
  すぐにリハビリ始まるからね
  それにしても くたびれちゃうね・・・
  検査検査でね
 「検査検査でね」
 あはははは
 声をそろえてしまいました
 今日は検査のために何も食べていないそうです
 ポケットに忍ばせていた水羊羹も
 約束どおり持ってきていたよと
 見せるだけになってしまいました
 「冷蔵庫入れてくの?」
 『ここのじゃなくて 私のうちの冷蔵庫に入れておくね
  明日また持ってくる』
 「そうかそうか」
 
 検査を待って 結局1時間過ぎてしまいました
 また明日来ると約束をして 戻ってきました
 ちゃんと食べられるようにならないと
 治るものも治らないですよね
 本当に実験材料みたいにされちゃうんだな・・・と
 おもいました

 頑張れ Yさん!


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