私が仕事から帰ると ココアが話しかけてきます 「こんなことがあった あんなことがあった」 にゃあにゃあと お昼を食べているで 『あーそう へーそうなの』 と 顔も見ないで答えていると 「こっちを見てよ」 と 腕に肉球をのせて ちょっと爪で抑えてきます あぁ・・・食べてるのになぁ・・・ 『なぁに?ご飯終わってからにしてよ』 「・・・・うん」 しばらく自分の体を舐めたりしているのですが すぐにまた 「ねぇねぇ そろそろいいかな」 です 『なんなの まだ食べてる』 「・・・・そうか」 そのうちに 箸を持っている右手のひじを ぎざぎざの舌で 舐め始めます 始めは 私で塩分補給か・・・とほっておくのですが 同じところを舐められていると いい加減痛くなってくるわけで 『・・・・・痛い』 「あ・・・・ごめんなさい」 謝っているわりにはまたすぐ舐めるわけです じょっじょっじょっ・・・ ッ痛・・・ 『ココッ!』 「ううううぶたないで・・・・」 と 耳を倒して目をぎゅっとつぶり縮こまります 『・・・ぶたないよ 悪い子のときしかぶたないでしょ?』 「あ・・・そうかっ びっくりした」 お昼ご飯は そんなことで落ち着かず ソファーに座ってやれやれしようと座ったとたんに 膝に乗ってきて肉球もみもみ攻撃です 攻撃しているつもりはないのでしょうけれど 重たいのに肉球は小さいから すごく痛い・・・指圧並みです いたくすぐったいので 足を持ってあげると 他の肉球が食い込むし・・・ 『ココア・・・下りて』 というと「にゃあ」と返事をする 呼んだのではなくて・・・ そのうち膝の上に体をくっつけて伏せをして 痛くなくなるのですが すぐ立ち上がって肉球攻撃をして向きを変え モモに食い込ませては伏せる それの繰り返しで 向きを変えるたびにしっぽで私の顔をなでで行くから やれやれなんてできなくて・・・ まぁ・・・それがたまらなくかわいいんですけどね
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