1時間担当の女性が 今日 訪問調査をしました 「10時からなのでお願いします」 と 頼まれたので オムツを替えて 髪をとかし 入れ歯を入れて ・・・なんて 段取りをしながら入っていきました 緊張したり 不安にさせないために 気はあわてつつ 言葉はゆっくりです オムツを見ようと布団をはぐと 左手にの指先に 便がついています あちゃあ 間に合うだろうか と 気にしつつ 大事なのはこっち と 自分に言い聞かせて 爪ブラシで手洗いをし 身支度を整えました 何とか間に合ったのですが 10時になっても見えないのです まぁ 色々と予定がずれているのでしょうと 30分ほどして「こんにちは」 の声 あ おまちしてまし・・・ 調査員ではなく娘さんが尋ねてきてくれたのです グットタイミングです 事情を説明し一緒に待ちます 50分を回った頃 やっと登場です
とても優しく親切で気の回る方でした 娘さんは母親のレベル低下にあせりの気持ちを ぶつけていましたが 普段の様子など説明していくうちに落ち着かれ 調査員も質問の焦点が絞れてきます 立位をお見せして 介護度がわかりました とのこと 『○○さんのこといろいろ聞いてね お気持ちがよくわかっていただけたようですよ』 と 彼女にわかりやすい言い方をしたら 「ありがとう・・・うれしいよ」 と 泣き出しました 感情失禁もありますが 感受性が強いのも この方の特徴です
認知症ではなく 高齢のためにわからなくなったり 忘れてしまうことはあるものです ゆっくりわかりやすく話せば わかることもたくさんあるのですね 彼女のことについて話していたら なんだかとても 彼女を愛しく感じてしまいました
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