いっしょくんの日記

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なんとなく 書くんで〜
なんとなく 読んで下さいね。

2007年01月09日(火)  心

 本心を明かさないYさん
 何を気に病んで不穏になるのか
 わかるまでに大変時間がかかります
 結局わからずじまいの時もあります
 ぴったりついている人が居ないと鬱になり
 私が来る前と帰った後には
 大変手を焼く状態だそうです
 私が居る時間は しっかりした自分を見せようと
 必死で頑張ってしまうのを知っています
 それはそれで 私もそういうYさんだと
 騙されて過ごすのですが
 今日はそれもできないほど弱っていました

 毎朝「おまちかねですよ」「来てくれてよかった」
 「お呼びですから」
 すれ違う職員から声をかけられます
 私もヘルパー室に寄り
 夜勤や宿直のヘルパーさんから
 それとなく様子を聞き
 対応の相談などするようにしています
 大変で手が焼けたときは共感して
 どうして行こうか どう考えさせられたかを聞きます
 その中から対応のヒントが得られるからです
 
 今日の夜勤者は 笑顔で大変さを語ったわりには
 だいぶ怒鳴っていたそうで
 宿直職員が耳打ちで教えてくれました
 「結構怒鳴っていたから Yさん余計おかしいかも」
 おかしいといったら 暮れからずっとおかしいのです
 今更驚かないわけで・・・
 でも情報は どんな些細なことでもありがたいです

 このところのYさんの部屋の排泄臭は
 度を越えてきました
 以前話だけしていたので
 今日は実物を見せての説得です
 オムツパンツです
 しっかりした方なので
 1度目のお話では聞く耳持たず
 『そうよねwYさんはしっかりしているし
  がんばっているものね!でもね
  今時はこういう便利なものもあるから
  心配しないでねって言う意味だからね』
 と 明るく前向きに話していたので
 実物を見せながらも 明るく前向きに説得しました
 『私も妊娠したときとか 高熱が出たときには
  ちょびっと出ちゃったりしたからわかるけどね
  女性はどうしても尿が漏れたりするみたいよ
  ここに居る人も しっかりした人でも
  便利だから使っているよ
  大丈夫 使い勝手が悪ければやめるし
  トイレまで間に合わなかったらどうしようって言う
  不安はなくなるわけだから
  1度使ってみよう
  だからと言って ここにしないようにしようね
  あくまでもちょっとした漏れだけのためね
  するのはトイレ♪』
 説得の甲斐あって 紙パンツをはいてくれました
 これで少しは排泄臭がおさまるはずです
 軽くてあたたかくてがばがばしない
 今はいい介護用品がありますから
 利用していただきたいものです
 
 Yさんも思ったより気に入ったようで
 脱ぐとは言いませんでした

 としを取りたくない気持ちを大切にしながら
 年老いた体を理解していただく
 これも精神介護の大切な1つなのですね


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