くるくるくろりくくろにくる
いんでっくすふるいのあたらしいの


2003年04月06日(日) 「その時」懸命だった人々の話

遅い昼飯へ懸案だった近所のカフェに出向く。
徒歩3分にカフェがあるんだ、どうだいいだろう!ってのを実感したかったから。

お供はあと少しで読み終わりそうな文庫。

これが人に拠っては悪趣味と言われそうなノンフィクション。
ブラックボックスの記録。

飛行機というとてつもなくデカイ乗り物をコントロールしているコクピットの中で、「その時」何が起こっていたかという真実の記録。
彼らのプロ意識に感動したり人間的な呟きに心が締め付けられたり、本当にまぎれも無いヒューマンドラマ(そう帯に書いてあったのさ)。
著者の意図で先入観を持ちそうな事前情報を極力押さえ、事実のみを淡々と書き連ねている。20数件の事例のかなに例の群馬県に墜落した日本の飛行機の話もあった。
(この音声は数年前にマスコミで公開されたので、音として記憶しているのでやけに生々しく感じられる)

人間「その時」に何が出来るか、冷静でいられるか、ポジティブに立ち向かえるか、日頃どんなに堅く心に思っていても「その時」にならなければ判らない。
でも、一つ言えるのは、経験が自信となっている人は己のアビリティより高めることが出来るんじゃないかってこと。
そしてポジティブでいられるんじゃないかなって。

強くなりたないぁ。


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