靴底を通して感じるぬかるみ歩を進ませるたびわずかに滑り耳に残る音をたてる歩みを弛めること無く汚れをかんがみること無く深みへくるぶしからじきに膝までその頃には進むも戻るもままならずひたすら足を抜きそしてさらなる深みにやがて泥に埋没し求めてやまぬ安寧をむかえる