デコラのひとりごと。
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2002年09月03日(火) 危機管理。

週末に地元友達がふたり遊びにくる。
ひとりは地元から。もうひとりは小倉から。
小倉在住の友達が土曜からの予定を自分だけ金曜からにしたい、と言い出した。
「あんまり自宅に居たくないんだよねー」と気になる発言。
聞くと、ものすごい恐い体験をしたらしい。

1週間程前のこと。
彼女は自宅に女友達を集めてワイワイ楽しい時間を過ごしていたらしい。
すると、深夜なのにドアチャイムが鳴る。
騒ぎすぎたかな、と恐る恐るインターホンに出ると頼んだ覚えのないピザの配達。
頼んでないですよ。そう伝えると、相手はタメ口でなにやらモゴモゴ言う。
不審に思った彼女は、新聞受けからそぅっと外を覗いてみた。
すると、同じくこちらを覗き見ている男と目が合った。
!!!!!(T□T)
それだけでも恐いのに、その後も男はアパートの周りにいて
友達らは電気を消して外の様子を伺っていたところ
出窓の擦りガラスの向こうに、二人の男の人影が・・・。
しかもシンナーを吸っているらしく、ビニールを口にあてている影が
はっきりと見えたのだそうだ。
・・・私は電話でその話を聞きながら、開け広げてた窓を閉めドアチェーンをかけた。
結局、大声で警察に電話をしたところ男たちは逃げていったらしいのだけど、
肝心な警察はそこまで真剣にとりあってくれるわけでもなく。
結局私たちは、自分の身は自分で守るしかないのだろうか。
この1週間、友達は知人の家を泊まり歩いていたそうで、
昨日からようやく一人で自宅で過ごすことができているらしい。
こ、こ、こ、こわい〜〜〜(;>_<;)
他人事には思えなかった。
私も以前に住んでいたマンションでは下着泥棒に遭ったり
窓ガラスがパチンコ玉でヒビを入れられたり、時々無言電話があったりしていた。
今のとこでも、泊まりにきていた友達が夜中にドアノブがまわっているのを
目撃している。(←めっちゃ、コワイ)
でも、正直最近はそんなことも忘れていた。
夜に窓を開けるわ、ドアチェーンかけ忘れるわ。夜道も平気で歩くし。
「あんたのそういうところが甘い」
友達が言った。危機管理がなってない、と。そうして彼女も人のことは言えていない。
そもそも私たちは、そういうことに欠けている。
玄関を開けたまま外出するのが当たり前な田舎に生まれ育ったのだから。
夜は暗いのが当たり前で、オバケの心配はしたことはあっても、
人に害を与えられるかもしれないという警戒心なんて微塵もなかった。
「まぁ、あんたも気をつけりーねー」
そう言って彼女は、私を散々恐がらせておいて、眠くなったと電話を切った。
しかもその数十分後に「やっぱり用事が出来たから最初の予定通りに土曜から行くわ」とのメール。
・・・・・(--;)
ポツリと残された私は、なんだか恐ろしい気分のままで、
微かな物音にもいちいちビクビクと過ごしている今夜である。




decora