デコラのひとりごと。
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2002年09月15日(日) 3連休。2日目

目が覚めると昼前で、体調は悪かった。空は曇り。
今日は一日ボケラーと過ごすか、と思っていると
唐突に「パソコン貸して」と、彼女。
見ると、遊園地までの電車賃と入場料を調べている。
「いや、昨日からちゃんと考えてたんだけどね」と彼女は言った。
こういうところがニクいのだ。
私は驚いて、それから嬉しくて嬉しくて、
正直言うと、やっぱり体調は悪かったけれど、こっそり薬を飲んだ。

遊園地に着く頃には2時も過ぎていたので、
私たちはポイント責めでいくことにした。もちろん絶叫マシーンのね。
彼女は「絶叫マシーンは得意ではないけど、好きだ」と
ワケのわからないことを言う。「試練を乗り越えた」気分になるらしい。
「あんたMやろ」と私は笑った。

スピードと回転と急降下と。
私たちは次々と「試練」を乗り越えた。
面白かったものは、続けて2回乗ったりした。
移動の際にはポテトやクレープも忘れずに食べた(笑)
遊園地は久々だったけれど、以前に乗って「大したことない」
と思っていたアトラクションが全然大したことがあって、
もうトシかな・・・と、なんとなく思ってしまった。
そうそう。ホントに。前はゲラゲラ笑いながら乗ってたもん。
今回、声を失う場面が多かった。


ぐるぐると回りながら、ぼんやりと曇った空を見た。
空を飛ぶ感覚。空から落ちる感覚。
落ちる瞬間に見たのはメリーゴーラウンド。
すぐにまた飛び立つ。
心を無にして、世界がまわるのを見ていた。
私が欲しかったのは、こういう瞬間。
なにも考えない瞬間。





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