レプリカントな日々。

2002年07月24日(水) たまにはフツーな日記でも。


 たまにはといっても、あまり数も書いてないですねん。
 しかし暑いです。
 暑さのあまり夏風邪をひいてしまいました。
 心も体もすぐれないので、ふと壺羊羹を作ってしまいました。
 んー、要するに水羊羹なんですが、壺みたいなガラス瓶で作るので壺羊羹と呼んでます。でへへ。
 石垣島特産「純黒糖」などというものを貰ってしまったのも理由の一つで、さすが純黒糖、そりゃもうバカウマです。
 やはり粉小豆を煮戻す?時にはシナモンは必需品ですね。
 今回は杏露酒などもたらしてみたり。

 そうそう、頂きものといえば。
 夏野菜を山のように頂きました。感謝感謝です。
 トマト、ナス、ニンジンです。
 野菜の姿形が奇麗さっぱり消えてしまうまで8時間ほど煮込み、ひき肉やらタマネギやらも加えて夏野菜のカレーにしてしまいました。
 でかい鍋一杯に出来てしまいましたから、半分以上を冷凍して保存。
 ぐうたらしたい週末にでも解凍して食べますです。はい。

 デジタルカメラマガジンという月刊誌があります。
 そこに田中長徳御大の連載があるんですけど。
 長徳センセイ、今月号でも面白いことを書いてますね。
 街頭テレビ華やかなりし頃の「プロレスラーやボクシング選手にしていた応援」と、先だっての「W杯日本代表への応援」を、銀塩カメラとデジタルカメラの違いと同じだと感じてらっしゃるようです。
 詳細は雑誌を読んでいただくとして。(2pの短いものです)
 私自身最近のカメラのデジタル化の勢いには恐ろしささえ感じてます。
 私のような市井のおっぺけぺーな人間が600万画素のデジタルカメラを駆使?して、最早写真にしか見えないプリントをこさえてるわけです。
 私はぎりぎり鉱石ラジオを作った世代ですから、デジカメのその集積の密度たるや、夢の世界です。
 ある高名なお方が言ってましたね。
 「充分に発達したテクノロジーは、それを知らない人間から見れば魔法に見える」
 私にも最新のデジカメは魔法にしか見えません。(笑)
 いつかはハッセル・・・それは今でも変わってませんし、もう後戻りは出来もしなければする気もありません。
 ただ、ふと思い出すのは、我が心のお師匠様である開高健が言っていた「我々はお湯を流すのと一緒に子供も流してしまった」という一行です。
 仕組みさえ理解出来ない道具が氾濫する時代、デジタルデバイドもこれから大きな問題になっていくでしょう、何が本当で何が嘘なのか、そうしたことが全く見えない時代、そんな時代だからこそ変わらないものをしっかり心に刻んでいきたいものです。

 ビネツにうなされるフクザツなオヤジゴコロでした。







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