台所のすみっちょ...風子

 

 

私にもよろしく! - 2002年09月03日(火)

今朝、9時という私にしたら新聞配達

の時間に匹敵するような早い時間に

義兄から電話が入った。

聞けば、今日から一ヶ月、もしかしたら

それ以上に長い出張に行くという。

「だからさ〜〜あの〜○○のことよろしくネ!」

と義兄。

○○はちなみに兄嫁のこと。

私は一瞬戸惑った。

よろしくとは何を”よろしく”すればいいのか?

どういう風に”よろしく”すればいいのか?

そしてどの程度”よろしく”すればいいのか?

ぜんぜんピンと来ない。

義兄と私の家は電車で一時間半ぐらい。

頻繁に行き来するというわけにはいかない距離なのだが、

わざわざ電話してくるぐらいなのだから、

かなりの”よろしく”を期待しているのか?


義兄が「お土産は何がいい?」なんて聞いてくる。

あれがいい!これがいい!と言ってる

傍らで、”よろしくネ!”を考える私。

結果、「女一人の留守宅、何かと心配なので

電話でもしてやってくれ。」

という意味なんだとやっと気がついた。

なるほど〜〜、兄嫁は愛されている。想われてる。

そうと分かったからには”よろしく”されるぜ!

最後には「まかしとき〜!」と答えたのだった。



それにしても、義兄はなんて優しい人なんだろう。


ふ〜〜・・。電話を切って何故かため息。

ふと私は今まで兄嫁のように、

こんなふうに男性に優しく気遣って

もらったことがあるだろうか?と考えたのだ。

・・・・・・・・ない。

なんたって、私がマズイ。

男の人が私に持つイメージはどうしたワケか骨太女。

ほっといても、何しても平気ってな印象。

だから、到底義兄のような優しさが

この家庭で暮らす旦那に生まれるわきゃぁ〜

ないのだが、それにしてもちょっとぐらい気にかけられたい。

だって私は何かとキツイ三十路の女。

とってもよろしくされたいお年頃なのだ。


              おしまい。







...




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