台所のすみっちょ...風子

 

 

挑む! - 2002年09月14日(土)

新潟の実家から、レンジでチン専用のレトルト

食品を貰ってきた。

うちはレンジ壊れてるのに。

多少不具合があっても、求めてしまうこの強欲な性。

だって、商品名は「完熟トマトのリゾット。」

ホレ!聞くだけでもおいしそうではないか。

はるばる350キロの道のりを、

わざわざ持って返って来た以上、

ナントしても食わなければ。

いや、絶対、食って見せる。

開けて、容器に入ってるご飯粒を一口食ってみると、

な〜んだ、ただ固いだけじゃん。

「生米じゃなきゃ大丈夫じゃん!」

と、私が手に取ったのは蒸し器。

心の中に沸々と自身が湧いてくるではないか。

そう、私はこの蒸し器さえあればどんな食品でも、

ふっくら再生できる女。

この前のガチガチに凍ったご飯一膳を蘇らせた実績もある。

蒸し器に水を入れ、沸騰したところで、意を決して完熟トマト

のリゾットを入れる。

シュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。待つこと10分。

ふふふふ・・・・。やったね・・・。

思わずこぼれる笑みと不気味な独り言。

できたね〜。できていたのだ!

ちょっと汁を吸いすぎていたけど、食べるコトに何の支障ナシ。


また一つ大きな山を越えた。

また一つ私は大きくなった。

世の中、やってできない事など何もない。

自身を胸に、昨日からの腹痛なんてどこ吹く風で、

リゾットをすすったのであった。


ごちそうさまでした。

                 おしまい。


...




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