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女は愛嬌 - 2002年09月19日(木) 女は愛嬌 昨日、エレベーターに挟まれた。正式にはドアだけど。 それは、夜の10時頃、 コンビニに行こうとした時のこと。 部屋のある6階で到着を待つ。 そして、ようやくエレベーターが着いたその時、 何故か犬と目があった。 犬は耳の垂れた、毛足の長い室内犬であった。 ヤツは「待たせたワン」とでも言いたげに、 60才ぐらいのオバサンにちょこんと抱かれて 乗っていたのであった。 で、ドアが開いて、私が一歩足をエレベーターの中に 入れたその瞬間にモーレツな衝撃が! ガン!! 左肩から腕に痛みが走る。 まだ、体を1/3しか入れてないのに、早くもハプニング。 無事に隣りのコンビニまで着けるのか!? どうやら、おばさんが「閉」のボタンを押してしまったらしい。 が、人に被害をあたえたのにも関わらず、 おばさんは能面のみたいに無表情。 しかも蚊の鳴くような声で「・・すみません・・・」 と何の抑揚もなくポツリ。 私が乗り込んでも、シラ〜りとしているのであった。 ・・・・・・・・・・。 シーンとした静けさの中、ふつふつと湧いてくる心の声 「おばさん、ここはペット禁止だ!ルールを守れ!許さんぞ!」 その誠意のない対応への”怒”加減がすっかり犬に向いている のであった。 言っておくが、私は大の犬好き。 どのくらい好きかというと「ハチ公物語」で号泣した程。 店の前かなんかに繋がれていれば、必ずなでなで。 散歩の犬とすれ違う時には「GOOD BOY」と心で呟く こともしばしば。”赤の他犬”なのに。 しかしこの犬は飼い主がこの誠意のないおばさんかと思うと、 なんか可愛くない。 垂れた耳には「へにょへにょしてんな!気合い入れろ!」 と喝を入れたくなるし、抱っこされているのも 「動物なのに、そんな人間にへつらってどーする! たまには、猫を見習え!」 と思ってしまうのである。 ペットは話せない。なので、見た目以上に好感度を 高めようと思ったら、それは、飼い主の行動で決まるのだ。 飼い主が愛想のいい人だった場合、 はなぺちゃへなちょこのブルドックだって可愛く見えるに違いない。 ふ〜ん・・、もしかしてこれは、女性にも当てはまるのではないか? 例えば、若い女の子。 多少ブスでも、暗いブスより愛嬌のいいブスの 方が好感度高いに決まってるし、愛嬌具合によっては、 「まあ、顔はこの際いいっか!」ってことにも 成り得なくもないではないか。 そう考えると、若くもないおばさんはさらに注意が必要だ。 ただでさえ、衰えていく外見を、カバーするにはもう愛嬌が鍵である。 それしか砦は残されてないとさえ言える。 なのに、どうする。 私を挟んだおばさんは、そっけない素振りをしたばかりに 自分を誤解されたばかりか、一緒にいた犬の”犬格”まで 疑われてしまった。 これは、両方にとって損なハズ。 おばさんも今一度、自分を振り返った方がいい。 コンビニの帰り道、またマンションの前でそのおばさんにあった。 「○×△○×△○×△○×△○×△○×△・・・」 何やら、散歩をさせながら、耳垂れ犬に話かけている。 「話かけても答えないよ〜だ!」 心で悪態を付く私。 なんか、性格わる〜〜。 自分を振り返ればいけないのは、私の方かもしれないのであった。 おしまい。 ...
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