台所のすみっちょ...風子

 

 

マニュアル。 - 2004年09月22日(水)

バイトの休憩で近くのファミレスへ行ったら、

頼んだタラコスパゲッティーが25分ほどして出てきた。


さして混んでもいないのに、料理を25分も待たせるとは

どういうことなのだろう。

随分待たされたから私の目は吊り上り、鼻の穴はふくらんでいたはずだ。

だが、スパゲッティーを持ってきた店員の顔は

「申し訳ない」ではなく「さあ、召し上がれ〜」という

能天気な感じで、皿をテーブルに置き去っていく時には

「どうぞごゆっくり」などとまで言うのだった。


そんなこと言われなくとも、私はゆっくりするつもりだった。

休憩時間の1時間を全部費やし、食事をしてコーヒーを飲み、

友人にメールを打ち、本まで読むという「ごゆっくりプラン」が

頭の中ではシュミレーションされていたのだ。


こういう時、私はいつも「マニュアルの軽さ」を感じえずにはいられない。

マニュアルは物事を円滑に気持ち良く行う時の、あくまで「指針」で

あって「すべて」ではない。

スパゲッティーを充分待ったので、食べ終わったあとの時間は当然少なくなる。

すると、私のファミレスでの予定が半分は削られてしまう。


だから、この場合店員は

「どうぞごゆっくり」じゃ駄目なのだ。

まず、遅れたことを丁寧に詫びたあと、

「残り少なくなくなってしまいましたが、
お時間の許す限りごゆっくりしていってください」

ぐらい言ってみるのがベストなのではないか・・・と私は思う。


おしまい。





...




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