台所のすみっちょ...風子

 

 

インフルエンザ。 - 2005年02月10日(木)

日曜日の夜から体調がおかしくなった。

熱が出、体の節々も痛い。頭痛もある。

月曜日、火曜日と市販の薬を飲みつつ様子を見たが、

具合は悪くなる一方。

ついに昨日、近所にある病院にいってみた。


朝一で入ったのに、季節がらか、待合室にはすでに先約が5人ほど。

一時間ほど待ち、ようやく私の番になった。

「どうしました〜?」
「あの〜、日曜日から熱が出て・・関節痛もあるんですが・・」

「インフルエンザですね〜。確認のため検査しましょう」
「へっ?」

私には「花粉症」と「インフルエンザ」にだけはかからないという

自信というものがある。

だからそんなハズはありません!と反論したかったのだが、

その元気がない。

「ハ〜イ!ちょっと我慢ね〜」

医者はそう言うと、さっそく長い綿棒のようなものを、

私の鼻の穴に突っ込み、グシュグシュと動かした。


鼻の穴に棒を突っ込まれることに積極的な人間がいるのだろうか?

いるわけはない。痛いのだ。とても痛い。

何度も体が後退しそうになり、その度に逃げないで!と注意された。


こうしてさらい終えると、医者は綿棒の先を試験紙に擦り付け、

その上に液体をかけた。紙にはAとBの文字が並んで印字されている。

インフルエンザなら、そのどちらかに、赤線が浮き出てくるのだそうだ。

結果が出るまで、10分ほどかかるというので、その場で医者と一緒に待った。


10分後、出たのは検査が正しく行われました、という印の線だけ。

「あの〜・・せっかく検査してもらったのに、
 こんなふうになってしまってすみません・・・」

医者は気落ちした調子で呟いた。

私は「いいんですよ〜、インフルエンザじゃなかったんだから」と

明るく言ったのだが、医者の表情は、納得できないという感じ。

そして、何度も「おかしいなぁ〜」と首をかしげた後、

何かが吹っ切れたようにこう結論を出した。

「インフルエンザふう風邪ですね!そう、限りなくインフルエンザに
 近い風邪です!」と。


「インフルエンザふう風邪・・」

今まで生きてきて、初めて聞いた病名であった。


おしまい。


...




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