台所のすみっちょ...風子

 

 

いい湯だな。 - 2005年05月12日(木)

このゴールデンウィーク、新潟の温泉へ行って来た。

「和牛を食いに旅立つ」というのは、

実は泊まった宿の宿泊プランが、「牛三昧」の夕食が出る

「霜降り和牛コース」だったということである。


そこは、新潟市内から一時間弱のところにある緑生い茂る中の古い温泉地。

私達は10部屋しかない小さい旅館に泊まったのだが、

これがなかなかの正解であった。

牛三昧の夕食が美味しかったのはもちろんのこと、

なんたって、泊まる客が少ないから、館内が静かで落ち着いている。

廊下で人に会うこともほとんどなく、大浴場はほぼ貸し切り状態。

都会の喧騒や煩わしさから逃れるには、もってこいの温泉宿であった。


着いたその日の夜の11時頃、夕食を終え、旦那と2人で露天風呂に入った。

予約の要らない貸切露天風呂である。

表に「今入浴中です」、裏に「入れます」と書いてある札が

入り口にかかっていて「入れます」であったなら、

いつでもその露天ぶろに体を浸けることができるのだ。


音一つしない静かなひなびた宿。

そして二人で肩を寄せ合いながら入る露天風呂。

こんもりと生い茂る木々や竹やぶを静かな暗闇の中に眺めながら、

夫と二人、どちらからともなく感想がもれた。

「こりゃ〜不倫向きだぁ〜」


おしまい。



...




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