台所のすみっちょ...風子

 

 

パンティー。 - 2005年09月15日(木)

パンティーがない。

一ヶ月ほど前に買った、水色のパンティーがどこを探してもない。

「もしや、洗濯し忘れ?」と、汚れ物が入っているバスケットの中を

奥の奥まで探ってみるが、やっぱり見つからないのである。



「下着泥棒では・・・?」

そんな考えが当然頭を過ぎる。この部屋は一階。

干し物が盗まれても不思議ではない。

だとしたら、私の人生で2回目の下着泥棒だ。

そう、下着を盗まれたのは、これが初めてではない。

二十代半ばの時、これまた買ったばかりの、

派手目の可愛いパンティーを5枚も盗まれたことがあるのだ。

もちろん、即、駅前交番に届けた。

そして、そこにいた若いおまわりさんに、アパートの周りのパトロールを

強化してくれるように頼んだのだった。



おととい、旦那にこの「下着ドロ疑惑」を打ちあけた。

「なんかさ〜、パンツ盗まれたみたい。どこ探してもないの」

すると彼は言うのだった。

「まっさかぁ〜。本当に良く探したのかよ。もし勘違いだったら、
 ある意味恥かしいぜ!」

どうして?何が恥かしいのだ?などと思いつつ、口元をカヌーのように

反り上げ、ニヤリと笑う旦那の顔を見ているうち、

私の中に・・そう・・なんというか・・懐かしさのようなものがこみ上げてきた。

私はハッ!とした。

その疑いたっぷりの目。

「おまえのなんか誰も盗らねぇ〜よ」といったようなその目。

十数年前のあの交番のおまわりさんの目・・そっくりだ・・と。




おしまい。



長らくお休みしておりました。すっかり元気になりました。

またポツポツ書きますので読んでやってください。

風子


...




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