台所のすみっちょ...風子

 

 

性善説。 - 2005年08月13日(土)

私は本来人間というものは「善」であると考えている。

いわゆる「性善説」を信じている。


こんなふうに「人」という存在を愛して

やまない私であるのだが、だからといって他人が私のことを

同じように愛してくれるとは限らない。


先週、買ったばかりの化粧品を置き引きされてしまった。

乳液も化粧水も7月の初めには、とうになくなっていたのだが、

その後、病に伏したたため、基礎化粧品一式、それに病気と闘った自分への

ご褒美としてアイシャドーと口紅をその日まとめて買ったのだ。

それを、スーパーのレジ近くのカウンターで、ちょっと目を話した隙に、というか

一瞬置き忘れて、またすぐ戻ったのだが、盗られてしまったのだ。


もちろん、スーパーのサービスカウンターに、

「ピンクの手提げ袋、届いてませんか?中に中に化粧品が入っているんです!」

と速攻で聞いた。

後日、近くの交番にも言ってみた。けれど出てこない。

失った物品価格の総額は、な、なんと33000円也。


いったい、どんな人が持って行ったのだろう?と考えてみる。

中の化粧品は細かく「お肌診断」をした上で私の肌タイプ

に合うようにわざわざセレクトされたものである。

ちゃんと肌に合っているのだろうか?ブツブツなどできていないだろうか?


数日後、仕方ないので再度買いに行った。

「盗まれたので、また来ましたぁ」とは言ってみたものの、もちろん

「可哀想に。じゃあ!」とタダでくれるわけもない。

だが、サンプルは今までに見たことないほどたくさん、小袋に

パンパンに詰めてくれた。

「災難でしたね〜。たくさんサンプルお入れしておきますね」

そんな店員さんの言葉が嬉しくて、私は

「こんなにありがとうございます。世の中にはあなたみたいな良い人
 もいるというのに・・・」

とつい、お礼を言ってしまった。


家に帰り、帰って来た旦那にサンプルをくれた店員さんの優しさを話してみた。

すると彼は言うのだった。

「この前と同じものをそっくり買ったんだろ? 短い間に2回、6万も買えば、
 そりゃ〜サンプルはたくさんくれるさ〜。おまえバカだね〜。」


そっか、買いなおしに行った時点で私は店の上得意になっていたのか・・・。


人間というのは本来したたかな生き物である。



おしまい。


《お知らせ》

再開したばかりなのですが、明日から帰省するため

2週間ほどお休みします。

帰って来たらまた書くので、遊びに来てください。

ではでは〜。


...




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