2002年07月25日(木)  新先生 あなたについて 行けたらな



今日は雨。自転車通学も公然中止。むふ。

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やっぱり、オーストラリアはスゴかった。

今、ヘレン先生は長期休暇中なんですが、
どれくらい休んでいるかと言うと、
なんと、6週間と2日です。

先週終わった2週間の休暇、プラス4週間の休暇を取って、
6週間以上も休んでいるんです。

これって、なにもヘレン先生に限ったことではなくて、
どの先生もやっています。今休暇中の先生が数人います。

これが有給休暇かどうかは定かではありませんが、
有給休暇だろうがなんだろうが、こんなに長期間休んでいいことがスゴイ。

日本なら、周りに白い目で見られるところですが、
そんな空気は一切ないみたいです。


で、今、ヘレン先生の代わりに別の先生が来ているのですが、
この先生は毎度のことながら、日本語をまったく知りません。

オーストラリアは日本語教師が飽和状態だというのをよく聞きますが、
あれって、シドニーとかブリスベンとかのことだと思います。
私のいるサウスオーストラリア州ではまだまだ全然足りないようで、
いざ、代理の先生を探そうとしても、そう簡単には見つからない、
とヘレン先生がぼやいていました。

(オーストラリアの学校の正式な日本語教師になりたい場合、
 日本の大学卒業者であれば、
 たしか1年間こっちの大学で勉強すればなれます。
 卒業後なかなか先生の席が見つからない場合、
 サウスオーストラリア州の寒村で探してみるのはオススメです)


日本語を知らない代理の先生でも勤まっちゃうのが、
オーストラリアの公立小学校。
その先生は日本の文化を教えているんですが、

これが、イイ!

ヘレン先生より数段イイ!

まだ結構若いのですが、几帳面な性格らしく、
すべてがオーガナイズされています。


1.その日授業でやることが前もって準備されている

2.プリントはきちんと作りこんである

3.授業の前に必要な分のコピーが取れている

4.全部の学年で同じことをやるなんてことをせず、
  それぞれの学年に合ったことをする

5.1回の授業で1つの目標に到達する

6.プリント類がどっかに行っちゃわないように、
  きちんと生徒に指導する

7.授業に遅れない

8.プリント以外の資料もきちんとそろえている

9.授業の段取りが前もってシュミレーションされている

10.先生としてふさわしい服装をしている


なんかこれって全部、先生として当然のことだと思うんですが、
誰かさんが本当にめちゃくちゃだったので、
不覚にも、新鮮は感動を覚えちゃったりしています。

先生が行き当たりばったりじゃないと、
アシスタントの私もスムーズに動けて、ストレスを感じません。

それだけじゃなく、生徒も何をやればいいか分かるみたいで、
驚くほど静かに授業に取り組んでいます。

これだよ、これ。これが授業というものだよ。


今滞在中のホストファミリーも、しっかりした家族なので、
平衡感覚を失いつつあった私の感性が、
だんだん元に戻るのを感じています。

オーストラリアもなかなかいいところかも、
なんて、今更ながら感じたりして。


つづく。


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