2002年09月07日(土) キティちゃん 聞き間違えて 三千里
今日は、ヘレン先生の代理の先生だったラス先生と、
その娘のメラニー(10歳)と一緒に、
アデレードのそばのビーチにランチに行ったわけですが、
私は今日のランチをスピーキングの練習に当てようと
密かに企んでたんです。
スピーキングのテストでは、試験者に色々質問されて、
それに対して「イエス」「ノー」だけではなくて、
その話を広げていくという能力を見せなくちゃいけません。
ラス先生とは4週間一緒に仕事してたんですが、
学校では授業の準備やらなんやらで忙しかったので、
あまり会話らしい会話をしていませんでした。
ラス先生は、今日のランチを利用して、
異国人の私に色々質問してくるはずです。
それを試験だと思って挑めばいいわけです。
で、結果として実際に色々質問されて、
私としてはありがたいほどに練習になったわけですが、
特に、メラニーがおしゃべりで、
ありとあらゆることを聞いてきてくれました。
メラニー(以下メ)は、セーラームーンとハローキティが好きなんです。
で、私にその2つのことを話してくるわけです。
メ:「私はねぇ、セーラームーンが好きなんだよぉ。
それって日本の漫画だよねぇ」
私:「そうだね。日本でも人気があったよ。
メ:「あとね、日本の物では、ハラキリが好きなんだ」
ハ? イマ ナント オッシャイマシタ?
ハラキリ? セップク? サムライ?
10歳の女子がまさかそんなものが好きなはずはあるまい。
私:「ハラキリってなあに?」
メ:「知らないの? 白くてぇ」
サムライが切腹をするとき、確かに白い着物をきてたはず。
でも、そんなはずは…。
なんか私の知らない新しいキャラなのか? それともお菓子の名前?
それにしては趣味の悪いネーミングだな。
私:「……(しかめっつらで考え込む)」
メ:「本当に知らないの?」
私:「ハラキリの本来の意味知ってる?」
メ:「本来の意味?」
私:「え〜っと…」
メ:「ハラキリのこと知らないなら、いいよ。他の話しよ」
めっちゃ気になる〜〜〜〜〜〜〜。
もちろん、「ハラキリ」とは「ハローキティ」のことです。白い猫です。
私はそれに気づくまで、3分くらい意味不明な受け答えをしていました。
てか、発音よすぎ。「ハラキリ」。
「切腹」と「キティちゃん」
こんな遠い聞き間違いもありません。
このナゾが解けたとき、あまりのアホさ加減に、
一人でニヤニヤしてしまいました。
そして、食事中何度も思い出して、ニヤニヤが止まりませんでした。
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問題集にリスニングの問題が載ってるのですが、
それ用のテープが高くて買えなかった私に、
ホストマザーと友達のピーターが、
問題集のリスニング問題に準拠したテープを作ってくれました。
みんな本当に私に協力的で、泣けてきます。
つづく。
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