2002年09月08日(日)  耳掻いて 天に昇るを 知らずまま



【オースにないものシリーズ 〜02〜】

耳掻き


麺棒はあるんですが、耳掻きは存在すらも知りません。

耳掻きはアジアの習慣なんでしょう。たぶん。
ネパールには路上耳掘り屋さんがいました。


耳掻きの習慣がなければ、耳をほじくる行為は、
鼻をほじくることくらい嫌がられることかもしれない…

という懸念から、
愛用の耳掻きを机の上に出しっぱなしにしないように心がけてたんですが、
今日誤って机に上に出しているのをファミリーに見つかってしまいました。

当然のごとく、

「これ、なあに?」

と来るわけです。

こうなってしまっては、嘘をついてもしかたがありません。
ということで本当の用途を言いました。

「耳の中を掃除するものだよ」

と。
そしたら、案の定、

「うわ、汚ねっ」

という反応が返ってきました。
まぁ、その習慣がなければ、この反応もしょうがない気もします。


西洋人と一緒にお暮らしのあなた、
耳掻きの出しっぱなしに気をつけましょう。

そして、これから西洋に住む予定だというあなた、
耳掻きを数本持って行きましょう。めったに手に入りません。



でもですよ、西洋人というのは、
耳の中がもんのすごくかゆい時、どうするんですか。
我慢するんですか。

耳掻きがない生活なんて、私には考えられません。

あのまさに「痒い所に手が届いた」ときの感覚ときたら、
天にも昇る夢心地ですよ。
あの快感を一生知らないまんまなんて、
不幸としか言い様がありません。


つづく。


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