ミドルエイジのビジネスマン
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子供が親戚から借りてきた漫画の「美味しんぼ」を昼寝方々読んだり、陸上世界選手権の女子マラソンを夜遅くまで見たりして、時間をつぶしてしまった。
こういう事をするときは、本当はやるべきことがあるのに手をつけず、とは言え、まだ極限まで追い込まれてはいないときに決まっている。後悔とともに、休日は終わろうとしている。
しっかりと赤くなっていた唯ひとつのトマトを畑から採ってきて食べた。皮は厚く、味は濃かった。本当に旨いのは、もいだその場で齧るトマトだ。青臭いトマトの苗を世話し、夏の太陽の下でその実を齧るために畑を借りたのだった。
下の子の散髪をした。面倒くさがって2ヶ月に1回くらいしかやらせないし、あまり短くするななどと生意気だが、まだ親の言うことを聞く。こちらも面倒だが、散髪をするという行為は極めて直接的なため、子育てをしているという実感がする。上の子には、この夏母親が千円の床屋さんの味を教えてしまったので、多分もう、してあげることはないだろう。
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