ミドルエイジのビジネスマン
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2003年09月28日(日) 幹部会議に出席

快晴に恵まれた9月最後の週末、お父さんは家族を顧みず、ワゴン車を見晴らしの良い湖のほとりに停め、サンルーフはもちろんあらゆる窓を開け放ったあげく、フルフラットにしたシートに寝転がってアメリカのミステリー小説を読み耽った。要するに理想的なウィークエンドを満喫し、すこぶる機嫌がいい。

さて、先週は10月から始まる下期に向けて、会社恒例の幹部会議に出席した。上期、事業環境の好転に恵まれたせいもあるのか、経営陣はアグレッシブな計画を提示した。実際、一従業員としても自社のプレゼンスが高まっているのはさまざまな局面で感じるところがある。いずれにしても、経営陣が自信を持って未来を語るのはいいことだ。

ところで、業容の拡大のみならず、会社全体が最近、とみに大企業化しているような気がする。良く言えば隙がなくなり、悪く言えば官僚化してきた。
「これこれの目的のために、このような施策を取りました」という報告事項が多い。さまざまな部署がそういう「施策」を計画すると、多くの部署がそれに巻き込まれ、あるいは全社的にその施策に付き合うことになり、もっともらしい報告のために多大なエネルギーが費やされる。一旦、そうなってしまえば、大企業病の立派な初期症状だ。


10月になると、同僚が一人同業他社に行ってしまう。一言でいえば、引き抜きに遇ったのだが、ご本人には言いたいこともたくさんあるだろう。もちろん大部長に対しても。会社としても惜しい人材を放出することになるので、将来もし帰りたいなあと思ったときには、是非遠慮なく戻ってもらいたいものだ。

人数は減るのに仕事は増える、というのは近頃どの会社でも珍しくないのかもしれない。ただ、どちらかといえば量より質を求められる仕事をしているので、勘弁してよというのが本心だ。






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