ミドルエイジのビジネスマン
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2003年11月16日(日) スポーツ2題

土曜日は「いやいやゴルフ」に行ってきた。リタイアして悠々自適のある小父さんから「ウィークディにやればグリーンフィが半額なんだ。現役のみんなは会社に、ゴルフをやって来ると平気で言えるほど出世していないのかな」と言われてしまった。住んでいる世界が違う。

5月には、こんな青空の下で時々ホコホコとした気分でプレーをするのも悪くないと思ったものだが、まあ、あれは夢、今回の方が現実だ。スコアも最悪だったし。現実逃避のため、プレー中に川柳を作った。

へぼゴルフ お天気ばかりを 褒めたたえ

オリジナルだが、あまりに陳腐なので著作権は主張しない。

日曜の朝、ビジネス誌をパラパラとめくっていると暖かい眼差しのナイスミドルが目に飛び込んできた。優美な形のゴルフクラブを胸に掲げて握っている。沼沢雄二という著名なクラブのデザイナーだという。この方にゴルフクラブを作ってもらった人は嬉しくて部屋に飾っておくそうだ。そして、目に入るたびに、緑の芝の上、青空に吸い込まれていく自分のスーパーショットを思い描くに違いない。こんな人に自分専用のクラブを作ってもらって、一緒にコースに出ていたらゴルフも好きになっていたかもしれない。

昼からはちょっと休日出勤。ビールでも飲みながら東京国際女子マラソンをテレビで見たかったのだが我慢して出社すると仲間も出ている。マラソンを見たかったという話をすると、インターネットで調べてくれて、すぐ前がコースになっているはずだと言う。しかも、あと5分くらいで通過するはずだ。あわてて外に飛び出すと、高橋尚子選手が外人選手と並んでピューッと走っていった。ヘーッ、あれがキューちゃんか。

1時間半もすると、今度は復路で同じ所を通るので、携帯電話のカメラで撮ろうと待ち構えていたが、すぐ目の前をピューッと走りすぎて行き、近すぎて警備の女性の黄色い帽子しか映っていなかった。記憶に残ったのは彼女の細すぎる腕だけだった。結局2位に終わってしまい、記録も良くなかったようだが、夜テレビで見ると、辛いだろうに明るく「28キロくらいで足が棒になっちゃった」とレース直後のインタビューに答えていた。惨敗したときの顔つきなど準備していなかっただろうに、たいしたものだ。












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