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半日で仕事が終わった帰り、田んぼの中の細い道路をトロトロ走っている時の事でした。 前方で、なにやら黒い生き物が動いております。 よーく目を凝らすと。 カラスさんです。 地面をつついてはこちらを見、こちらを見ては地面をつつきしております。 何してんのかな、地面にカエルでも落ちてて食べてるのかな、などと思いながら近づいても、カラスさん、逃げません。 ぎりぎりまで近づくと、彼の足元に、黒い小石のようなものが。 彼はそれをくちばしでつついては、何かを思案するようにこちらを見ていたのであります。 ここで、私は思い出しました。 以前テレビで放送されていた、カラスの行動を。 そう。 彼は、通りすぎる車にクルミの殻を割らせようとしていたのです。 ついに、「人間が運転する車を利用して、クルミを割らせる」という文化が、東信にまで伝播したのですっ!! ここは一つ、私が割ってやらねばなりますまいっ。 ハンドルを握り直した私に、「まかせたぜ」とでも言うように、カラスさんは少し離れた場所へ避難致しました。 ……………。 ……はずしました。 ああああ。カラスさん、ごめんなさいぃぃぃ。 いやだってほら、君が置いたのは道路の左側でね、右側に置いてくれてたら 多分きっと外さなかったと思うのよ。 ……… ・゚・・゚・つД`)・゚・。 もう一度、リベンジさせて下さいっ。是非っ。
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