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あい。 年末追いこみ進行中の雨宮であります。 今回のお宅は昔長屋だったとかいう、細長い敷地のお宅でありまして。 お風呂の外側、水道とか窓とかいじるためには、一回靴ぬいで家の中を横断し、 裏口から出ないといけないという、なんつうか面倒くさい(笑)現場であります。 でね。川沿いの、土手から一段下がった場所に家があるんでありますが、 そのお宅の南側に立派な二階建ての家が新築中でして。 冬の低い日差しが、見事に遮られております。 10時を過ぎると、日が一切差さない庭の雪は、何時までも解けることなく残っておりましたとさ。 うん。ズックから染みてくるんだよねー。溶けた雪の水分が。 しもやけになったんだよねー(涙) 痛くて痒いんだよねー(涙) んで、思い出しました。 子供の頃から、しもやけができやすい体質とでも言うのでしょうか。 毎年毎年、冬になると足の指がしもやけに。 痛くて痒くて、大変でありました。 カラスウリが効くとか、オロナインが効くとか、お湯と水と交互につければ治るとか、いろいろ試しましたが、効果なし。 そして。私が小学3年生のころでありましょうか。 わたくしの母君は、どこで聞きつけてきたのか、恐ろしい治療法を私にほどこしたのであります。 それは……針で足の指に穴をあけ、滞った血を絞り出すというもの! むんずと足を捕まえられたかと思うと、容赦無く穴をあけるのですよ! 縫い針で! ぷすぷすと幾つも! その後、ぎゅーぎゅー搾り出すのであります! 真っ黒になった血を! 当然抵抗しましたとも。泣きましたとも。 痛くないわけがないじゃありませんか(号泣) そりゃまあ、他の治療法に比べて早く治りましたがね。 毎年毎年、冬の来るのが恐ろしかった事ったら。 しかもこの荒療治、後日談がありまして。 高校生になったある日、級友との会話で知ったのです。 あの治療法、 輪ゴムで指の根元を縛って、感覚が無くなったところで刺すのが正しい。 ………んだそうな。 その方法を試してみたところ、治療の苦痛が半分以下だったり。 ・゚・(ノД`)・゚・。 自分の母親のアバウトさを恨んだ瞬間でありました。 ちなみに。 今年のしもやけは、新聞で読んだ「トウガラシ湯」で治すつもりであります。 針で穴あけるなんて、そんな野蛮なことあなた。 自分で出来るわけ無いじゃないですか。
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