ビフォ→あふたー?

雨宮【MAIL

My追加

 紛争地帯?
2003年03月06日(木)


えー。
前回の現場はそのままに、茅野市の方へ通っております雨宮です。
白樺湖の横を通ってね、行くわけです。
春休み真っ盛りの青年たちとすれ違って、こう、もやもやっと(笑)

私も春休みが欲しいデス。


それはさて置き。
今回の現場は、ボットン便所を簡易水洗に変更するというもの。
しかしただの簡易水洗ではなく、数年前から某メーカーが広告に良く出している、
水洗化対応トイレ。
普通、簡易水洗から水洗へと変更すると、便器そのものをそっくり交換しなければいけないのですが、この対応トイレは、フランジ部分(床まで立ち上がっている配管と、便器の接続部分ね)だけを交換すれば、便器本体はそのまま継続使用できるというもの。

本当はね、このお宅、とっくに水洗化が終わっているはずなのです。
表通りには下水の本管が敷設し終わっています。
そこからこのお宅まで、幅二の道路が50メートルほどでしょうか、その道路へ枝管さえ敷設し終われば、すぐにでも宅内の水洗化工事が出来るんです。
ところが。
この枝道のちょうど入り口のお宅の方が、強固に工事反対しているんだそうで。
枝道の部分で下水道を敷設する工事を行うと、この道路に面している生垣の木が枯れてしまう、だから絶対駄目だ、と。
工事をするなら、先に生垣の補償をしてくれ、とゴネて工事を止めてしまったんだとか。
対応する市役所の方でも、そんな話は通せるはずもなく、半年以上工事が止まったままになっているそうです。

で、お客さんの方でも色々考えてですねえ。
下水道を引かせないのなら、替わりに浄化槽を入れるから、その工事代金を負担しろと相手に要求しようと考えたわけです。
その前段階としての、今回のトイレ改装工事なわけ。
このままゴネ続けるなら、裁判所に訴えて、浄化槽工事の費用を負担させるぞ、という方向へ持っていくための、まあ脅しとでも言いましょうか。

や、そういう話聞くのって、嫌ですよね。
でも工事であちこち廻ると、結構耳にする話でもるんですよね。
隣の住人が、生垣の木が枯れたのはお宅のせいだって怒鳴りこんできたとか。
浄化槽の放流水が、うちの田んぼの上へ出るのはゆるせん、と言われたとか。
根っこには色々色々、積もり積もった感情があるんでしょうけど、ね。

その反対しているお宅の方とは、結局ぜんぜんすれ違いもしないままなんですけれどね。微妙に気になりますです。
一体どんな人なんだろう……(笑
お隣同士で暮らしてて、そういうゴタゴタを起こして、全然平気なのかしら、とか。考えちゃいます。
田舎、なのにねえ。




過去  未来 目次ページ