デイドリーム ビリーバー
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2001年08月04日(土) 元彼帰国

元彼っていう言い方、あまりすきじゃない。
彼氏っていう言い方もあまりすきじゃない。

今までの、いわゆる「彼氏」を
好きじゃなかったからなのかもしれない。

好きでもない同士が
お互いを縛りあったり、周りに公表するためだけの
しょうもないプライドだらけの、嘘の言葉に思えるからかもしれない。

ほんとうの恋愛をしてこなかったから。


前につきあっていた人が帰国した。
海外転勤っていう、そんな理由で別れた人だ。
今の時代に、「海外」なんて、別れる理由にならない。
ただ、そういう理由を利用しただけだった。

いいきっかけができたなぁなんて、思ったりもした。

お互いいろいろあって、寂しかった時期に
「どうよ」「いいよ」見たいな感じで始まった。

二人とも、つきあうつもりはあまりなかったけど
マジメな周りの人達に
説明できるほど大人(?)じゃなかったし。

束縛しあうタチじゃないから
お互いが何をしていても
合わないことがあっても
それほど大きな問題にはならなかったし。
正直、会わなくたって平気だった。

だから、時間的には長く続いてしまった。

帰ってきたって聞いた今だって
会いたいとは思わないんだ。

心理学的には、よく顔をあわせると
好きになりやすいらしいけど
私達は、一緒にいても顔をあわせることなんて
あまりなかったし。


サイテー。

書いていて、だんだん落ち込んできた。

私、この年になって
ほんとに人を好きになったこと
ない。

「あ、いーなー」って思うことはあっても。

ほんとに人を好きになるって
どういうこと?
どういう感じ?

いつかほんとにひとを好きになったら
後悔するんだろうか。
今までの日々を。

それとも
私のこころは欠陥品なんだろうか。

一生、人を好きにはならないのかな。

よくしょーもない映画にでてくる
極悪非道な人っているじゃない。
「愛なんて信じない」
とかわざとらしく叫んで
主人公に
「かわいそうなひと」
とかなんとか言われるの。

ああいう人になっちゃうのかな。

正直に生きてこなかった罰かな。
取り繕ってばかりで
ガキのくせに大人のふりして、
バカなことばっかりしているうちに
「運命の人」が通り過ぎてしまったのかもしれない。

なんだか
情けない、しょーもない人生だこと。

泣けてきそう。
ていうか、泣けた。


今日は満月。

月をぼんやりみていたら
たった一人の人でいいから
いつか本気で愛したいなぁって思った。
月が、その人みたいだった。
今はきっと遠くにいるんだ。
そんな人にめぐりあったら
その人のためなら、なんだってする。

左手を月にのばしてみた。
心臓に近い気がして、ちょっとどきどきした。

こんな感じだろうか。人を好きになるって。

左手をひらひら動かしていたら
薬指の上に、月がきて、指輪みたいに見えた。

指輪って大切な約束のためにするんだって。

だから、正直に生きるって、約束した。
誰にしたのかはわからないけど
いつかわかる日がくるって信じたい。

ほんとうに好きな人を
ほんとうに愛するんだ。

熱くて冷たくて嬉しくて悲しくて
切なくてきゅーってなるような、そんな恋愛をするんだ。

いつか。

…できれば、早い方がうれしいけど。


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