戯言。
2003年11月06日(木)  ナッシュ(外伝後)の日記・その1。

見事な予告破りをかましてしまったが、まあ問題なかろう。
てかオーリジハロウィン、ネタが微妙だったので却下した(爆

で、ふと思いたったのでキャラによる日記でも。


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○月×日


今日もいい天気だ。
絶好の旅日和だな。
しかも待ちに待っていた金が届いたので空腹も満たされたし
野宿もしなくて済む。
なんて素晴らしい日なんだ。

と思ってたんだよな、宿を出るまでは。

勘定を済ませて宿を引き払い、足取りも軽く出発した俺の目
の前に現れたのは、何処かで見たことのある男だった。
まさか....

「おはようございます、ナッシュ殿。もうお出かけですか?」

............俺はこの瞬間、神を呪った。
なんでこいつがこんな所にいるんだ。

そう、俺の目の前にいた人物、それは元マチルダ赤騎士団長・
カミューだった。
デュナン統一戦争が終結した直後のグラスランドで知り合っ
たのだが、何故だか気に入られたらしい。
あれから何度か偶然と称して(素晴らしく不自然なんだが)再
会し、その度に口説かれている。
しかもどうやって調べたのか、俺の実家のことまで知ってい
るらしい....俺の中では要注意人物リストの上位に入っている。

こりゃまずい奴に見つかった、と逃げる手立てを模索してい
た俺は、カミューが目の前まで来ているのにすら気付いてい
なかった。

「....まったく、挨拶くらい返してくださっても良いでしょう
に。つれない方だ」

その声にふと顔を上げると、目の前にカミューの異常に整っ
た顔があり、俺は思いっきり後ずさった。
い、いつの間に....
そして俺はここできちんと逃げ切っておかなかったことを後に
後悔することになる。

とりあえず距離を置けたことに安堵した俺は、カミューの真の
恐ろしさをすっかり忘れ去っていた。
そう、あの黒いオーラのことを。
その後のことは思い出したくも無い....
つまりは強制的に拉致られた訳だ。

そしてそのまま結局一日あちこち連れまわされた。
カミューの取った宿(いつの間に手配してたんだか)に連れ込ま
れる寸前で、奴の相棒が迎えに来てくれてなんとか助かったん
だが。
あの時のマイクロトフは、後光がさしていた。
彼が来なかったらどうなっていたことか....
あの黒いオーラは、ササライ様に通じるものがあるからな。

ああ、早く我が家に帰りたい。
やっぱり我が家がいちばんだよな。
ちょっとばかり意地が悪くて大人気なくて俺様な同居人を物凄
く懐かしく感じた。
よし、この仕事サッサと終わらせて帰るぞ。

頑張れ、俺。


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いきなりカミュだし、しかも黒だし....
ちなみにワタシ設定の外伝後ってところ。
噂の同居人は言わずもがな元ハイランド猛将殿。
シーナツ←カミュ、って感じ?
なんかナッシュ口調にも少しづつ慣れてきた模様。


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