ディリー?闇鍋アラカルト
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2004年05月18日(火) 体をビルに例えると

僕が良く使う例えに、体をビルに例えるというのがある。

ビルを建てるには鉄骨や鉄筋も必要だし砂利やセメントも必要だしガラスも必要だしプラスチックも必要だし・・・
人夫も必要だし現場監督も必要だし、必要なだけでなく多過ぎてもいけないし、設計通りにビルが建つように・・・
体にも必要なものがたくさんある。多くは栄養素として食べ物から摂取する。
そのように考えてみる時、肌荒れについて考えても簡単ではない可能性に思い至る。肌が荒れていればコラーゲンを食べたり、着けたりすれば良いというそんな簡単な話ではない。
ビルの壁がもろくて破損しやすいとするなら、それは砂利だけの問題ではないのと同じだ。セメントについても考えなければならないし、水分やどのように工事が行われたかについても考えなくてはならない。
高血圧について考える時も同じだ。塩分の過剰はよく言われるけれど、降圧剤を投与し、塩分を控えればそれで済むのか?カリウムとのバランスはどうなのか?血行はどうなのか?ストレスの影響はないのか?

医療というのはそういう体についての基本を理解する事が根本に有るのでなくては不毛な結果をもたらす事になる。


いなっち |MAILHomePage

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