ディリー?闇鍋アラカルト
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2004年12月08日(水) 原因と結果

病気について考える時に、原因と結果についても考えてみる。
例えば高血圧症という病名を与えられた場合、血圧が高いのは当然だけれど、それは原因ではない。一般的な医師は、塩分の摂取を控える事と血圧降下剤の投与を患者に言う事が多いようだけれど、一つの原因として、塩分の過剰摂取を考えるのだろう。しかし、高血圧は塩分の過剰摂取以外の原因でも起こる。
カリウムが不足でも起こり得る。
ドロドロ血液でも起こり得る。
ストレスでも起こり得る。
体の凝りでも起こり得る。
その結果として、血流が悪くなり、体の全組織に必要量の血液を巡らせる為には圧力を高める必要がある、という事ではないのか。
つまり、結果としての高血圧という事になる。
だとしたら、その結果としての高血圧を、血圧降下剤で血圧だけ下げれば、全組織に血が巡り足りなくなる事にはならないか。事実、血圧降下剤によって、元気がなくなる人がいるのだから。それだけでなく癌の発生率さえ上昇するという統計すらあるのだ。
結果だけを病気の本体であると取り違えてしまえば、血圧だけを130位に下げた所でおめでたくも何とも無く、却って事態を拗らせる(こじらせる)可能性が大きい。
様々な原因について思う事無く、結果だけを操作する事の危険について現代の医者たちはもっと考えてみるべきではないだろうか。


いなっち |MAILHomePage

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