ディリー?闇鍋アラカルト
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もう4年ほど前の事だと思う。 「猫が歯茎を腫らして、ものを食べられない様になっちゃったんだけど、どうしたらいい?」と聞かれて、「どんな食事をしているのかな?」と尋ねたらキャットフードだという答え。「それって缶詰?」と更に尋ねたら、やっぱり缶詰が多いらしい。 加熱して調理した場合(缶詰や揚げ物は特に)、栄養素の破壊という事を考える必要がある。 食生活革命に適温調理について書いているが、http://www4.ocn.ne.jp/~inaryou/kakumei/kakumei_frame.htm その中で自分で引用した、丸元さんの本に出ていた猫の手術後の死亡率と食べ物に関する報告を思い出して、「キャットフードをやめて出来るだけ生のものを食べさせるようにしたらいいと思うよ。」とアドバイスしておいた。 その後その猫の話は聞いていなかったのだけれど、最近また獣医にかかったらしい。そして「あの時の猫ちゃん、随分長生きしましたね。普通はあの状態になってしまったら、長く生きられないのが殆どなんですよ。」と言われたとの事だ。という事は、僕は獣医も出来ない良いアドバイスをした事になるんだろうね。 加熱と栄養素との関連については、ビタミンCが減る程度の事しか栄養学の本にも書いていない事が多い。しかし、それだけじゃなく、ミネラルや酵素の問題も考えなくてはならないのだ。 医者にしろ獣医にしろ、食べ物についてもっと勉強して欲しいと感じた一件だった。そして、加熱による栄養素の損失についても実感させられた一件でもあった。
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