 |
 |
■■■
■■
■ 知らない街
扉が開くと そこには私が知らない父の姿があった。
胡散臭げに布団から起き上がり沈黙が。
部屋の隅には男の子が2人。 自分より年上の五歳くらいの子と 同い年くらいの子。 鉄腕アトムの絵本を見せてくれる。
一緒に遊んでいいの…?
ただならぬ雰囲気。
知らない女性は泣き崩れる母を冷たく見つめ
気が付けば知らない街を母と2人で歩いていた。
知らない街は知らないままがよかった。
それは私にとっても 母にとっても。
子供心に これは大変な1日だったのだと言わなくても解っていた。
私が見た修羅場。
2010年05月16日(日)
|
|
 |