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■ その人となりが判る
このような状況になると 周囲の人達の反応で 思いがけずその人となりが判ってくるものだ。
優しいと思っていた友達が面白そうに 座った私を意味ありげに見下ろしたり。
仄かな憧れを抱いていた若い男性の先生が そのような描写のある箇所をわざと自分に指名して音読させたり。
宮沢賢治の「よだかの星」のあの一節は今も忘れられない。
今思えば よく登校拒否にならずに通ったものだと思うが、 それは自分の周りがそんな人達だけでなかったからだと思う。
全く何の態度も変わらず、温かく接してくれた友人や先生方、シスター方…。
またそんな冷たい仕打ちをする人達にさえも憎悪は抱かずに 「いい人達なのだ」と自分自身に言い聞かせてきたのだと思う。
その人達に対し自分は背中を向けず 親しみを以て接していたのだから。
悪の本質に冷静に目を向けず、 「よいもの」と自身に言い聞かせながらそれに馴れていく…。
今までの斯様な自分の姿勢に対し この頃は疑問を感じてきている。
2010年06月28日(月)
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