みかんの日記
みかん



 先生と言えない先生

高校2年生の時、生徒会で保健部の副部長をやっていた。

保健部の仕事はこの頃、
やっと取りつけられるようになった
トイレットペーパーの補充や、
ポスター貼り、石鹸の補充、
体育祭や行事の救護などだった。

特にこの時期にトイレットペーパーが取りつけられたのは
自分達の生活に取って大きな進歩だった。

保健部となれば保健の先生と密接な関係をもつようになるが
この先生が曲者だった。


大柄で派手な顔立ち、髪は茶色に染めて服装も派手だった。
とても気性が激しい先生だった。
お子さんは某有名私立に通っていると自慢していた。

そして何故かスリップを着用するようにと
生徒達に厳しく言う先生だった。

自分が着けてないんじゃないの?と
元気のいい子達は陰で言っていたが(爆)


その頃大学進学に際し、推薦を希望していた自分は
かなり真面目に真剣に高校生活を送っていたが
何が気に入らないのかこの先生が

「○○さんは、職員室で有名なのよ!」

とある日私に言い出した。

それもとある宗教行事の救護の場で二人だけでいた時に。

それはまさに虐めに近い状態で
その後心配で早速担任の先生に相談するが
そんなことはないわよ、と先生はおっしゃる。

しかしながらその先生は会う度に私にその言葉を言い続けた。
これで真剣に悩んでしまった。
大きなストレスになってしまっていた。


後日、母が機会があってその先生にご挨拶すると
掌を返したように待遇が変わった。
頭を撫でられたり褒められたり・・・。

信じられなかった。

先生という職業は聖職だと思っていたが
この時見事にこの考えは崩れた。

ある種の挫折感を抱いたものだった。



とても先生とは言えない先生。

心から尊敬する先生もいらっしゃったが
反面こんな人間も居た。




2010年09月03日(金)
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