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2002年12月08日(日) WAR

12月8日が、ジョン・レノンが凶弾に撃たれ、命を落とした日だということは有名だ。そういえば、今日ふと付けたスペースシャワーTVで、ジョンとヨーコが発したメッセージ、「WAR IS OVER-IF YOU WANT IT(戦争は終わるよ。君が望めば、ね)」についてのCMがやってた。

ここを読んでいる貴方は、今日がパール・ハーバー(真珠湾)攻撃の日、つまり日本が戦争に突入した日だということを知っていただろうか。今から六十年以上も昔。俺らにとっては大昔のことだ。

今や、日本とアメリカが戦争をしたことすら知らない子供たちも多い。学校で習って、「ウッソー」って思ってびっくりするそうだね。アメリカがとてつもなく大きい国だってことは、自分の着てる服や食べてる物を見れば無意識にでも分かっているもの。

そして、イラクの国連への大量破壊兵器に関する申告書の提出期限も2002年12月8日だ。イラクは前日に提出。その内容はアメリカの主張とまさに正反対だった……。ターニング・ポイント。

正直言って、キオスクの前を毎日通るたび、電車に乗って大衆雑誌の中吊り広告を見るたんび、イヤな気分になるな。夕刊新聞なんかの予告はいつもいつも深刻なものばかりで、たまに松井のことや中田や中村なんかのスポーツネタが載るだけ。中吊り広告だって、小泉批判、竹中批判、拉致被害者のパパラッチ記事。それ以外は性欲の垂れ流し記事の大宣伝。誰もおまえらにSEXの仕方を教えられなくてもいいよ。

現状なんて置いておいて、見える部分だけもっと華やかにしても良いんじゃないの? クリスマスなんだしさ。「日本人の宗教」なんてもんはどうでもいいよ。どうでもよくないけど考えるべきじゃないっていうか。日本人は限りなく仏教徒でありキリスト教徒であり、神道を信仰してる、それでいいのかもしれない。12月25日から1週間ちょっとで神社でおみくじ引いて、自らの繁栄を祈るのが日本人。それでいい。それが国民性。島国の本能。

だから、それでいいから、電車の中もクリスマスとかはもう少しデコレーションするとかして、楽しくしようよ。気持ちを盛り上げていこうよ。窮地であることを広告してどうなるよ。働く先輩たちは日々そんなものを見なくても意識させられてることなんじゃないの? 新聞読めば分かるだろ。

12月8日を、悲しい記憶の日じゃなくて、希望の始まりの日にできたらな。強く、強く思った。

明日は、晴れればいいな。


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