Turn, Turn, Turn
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2003年05月28日(水) 良い歌書きますわ/Stereophonics"YOU GOTTA GO THERE TO COME BACK"

ステレオフォニックスの新作は、オアシスの近作の5000倍くらい良いな。申し訳ないけれども。ど真ん中のロックを、ここまで質の高い形で出されたら参ってしまう。ケリー・ジョーンズはトム・ヨークとは180度違ったロックの天才だ。変わらないが、凄い。レディオヘッドの進化と比べると、そのビッグ化、サザン・ロック化なんかはほんと些細なことだ。だが、凄いのである。

まず声がめちゃくちゃ良いのは大前提として、メロディーがもう抜群に良い。これは選ばれた人にしか選び取れない音階。そして、演奏。やりすぎでもない、足りなくもない、見事に曲が求めている温度、密度のアレンジ。そして上手い。ロック・オブ・ロック。言い過ぎか? でもそれくらいの嬉しさはあるぞ、今回は。

いやー、3rdもかなり好きなんだけど、これはそれの見事なレベルアップ版ですな。ソウルやゴスペルなんかのアメリカ南部の音楽をこの4thでは完全に自分のものにして、素晴らしい心に沁みる作品にしている。

とにかくね、なんか難しい事必要としないで、好きなんだよなー。リフとか、決めとかも何気にホントカッコイイし。変拍子はいらないな。8ビート、あるいはちょっと趣向変えてもハチロクで十分って思っちゃうなあ。いや、変拍子も要るときゃ要るんだろうが、ここではほんと必要ない。これがロックって思ってしまう。ヘヴィロテ決定です。サマソニの楽しみ度が2000ポイントアップです。


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