rokoのNotebook

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12歳の犯罪−1−

2003年07月10日(木)



長崎の幼児殺害事件で12歳の少年が補導(逮捕とは言わない)された。
12歳と言う年齢より、数ヶ月前までランドセルを背負っていたと聞くとやはり衝撃を受ける。
犯罪は突然には起こらない。
何故回りの大人がその前兆に気がつかなかったのか?
子供が犯罪を犯すと先ずその家庭に問題があって、会話がなかったのでは・・・って言われる。
勿論、そういうケースも多くあるだろう。
でも、そればかりではないと思う。
大人だって外面と内面があるように、子供だって外で見せる顔と家庭の顔は違う。
親に叱られたくないと思ったら、子供は親の前ではいい子になる。
それに、中1の男の子が、学校での生活や自分の事を何でも親に話す方が、よっぽど珍しい。
それでも親は我が子を見ていなくてはならない。
ペーパー上の点数だけ見ていればいいのではない。
「うちの子に限って大丈夫」ではなくて、「うちの子は大丈夫か」なのである。

見ていなくてはならないのは、親だけではない。
今回の少年の場合も、同じ住宅内に、その異変に気づいた住民もいたという。
気づいたなら、何故放っておいたの?

この地域では類似事件が少なくても4件は起きていたという。
警察はちゃんと捜査していたのか?
最悪の事件が起きる前に、未然に防ぐ事は出来なかったのか?

類似事件は地元住民にも知らせていなかった。
私がPTA役員をやっている時、「変質者が出た」という生徒の情報or噂だけでは、各家庭に知らせる事が出来ないが、警察からの情報と言う事になれば、文書(自治会では回覧板として)にして各家庭に注意を促す事が出来る、その為にも不審者を見たりした場合は、先ず警察に連絡するように指導を受けていた。
もし、類似事件の事を駿君のご両親が知っていたなら、同じフロア-とはいえ、駿君を一人にする事はなかったのかもしれない。






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