なかなか書けないでいた腰痛体験記 大佐からも依頼があり やっと書く事ができました
::::::『病名の変化』:::::::: 最初に腰痛を自覚したのは高校生のころだったと思います。その後も生理時や何かの拍子にときどき痛くなることはありましたが、気にするほどではなかった・・・。それが、結婚し3年おきに出産し末っ子が4歳になるころには慢性的な腰痛になっていました。なにか悪い病気があるのではと怖くなり家族の勧めもあって、近くの整形を受診することになりました。
診断は単なる【腰痛症】。少し通えばよくなるとのことでしたが、週2回ほどの通院で、牽引、ホットパック、テーピング、マッサージなどの治療を3ヶ月ほど続けましたがまったく症状は変わらず「どれくらいで良くなりますか?」の問に対して「普通は3ヶ月くらいでよくなるのですが・・・」との答え「私は普通ではないのか?」と不安になりました。その後も針、SSPなどの治療も追加されましたが変化なし。
その医院にMRIが導入されすぐに検査。病名は腰痛症から【椎間板ヘルニア】に変わりました。このときの画像と医師の説明がその後の私の慢性腰痛時代を決定付けました。「このヘルニアがある限り何をしても痛みはとれない」そう感じていました。それからはいろいろな治療を試してみましたが症状は少しずつ悪くなっていき、ついに手術することになりました。
ヘルニアを切除して金具で腰椎を固定する固定術をうけました。その時、病名は【腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症】となっていました。術後は「これで痛みから解放される!」と気持ちの上での開放感がとても大きかったです。実際に痛みは半分くらいになりましたがそこからの改善がみられず、また病院で術後の経過の良くない人や再手術の人が多くいることを知り不安になりました。それで術後に自分で出来ることをインターネットでいろいろ調べているうちに『腰痛は<怒り>である』という本に出会いました。最初に整形を受診してから10年が経っていました。
本を読んで、自分のなかで病名がヘルニア・狭窄症から【TMS】に変わりました。TMSを知ってからはモヤモヤしていた霧が晴れ、自分の進む道がハッキリみえてきました。私が見えた道はまっすぐな道ではありません。細くて曲がりくねっていてデコボコしていて、行き止まりの路地もあります。でもその道を楽しみながらゆっくり進んでいこうと思っています。
だって慌てなくてもゴールは見えているから・・・
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さてさて、月日は流れ今日は2009年8月18日。 腰痛体験記を書いてから5年以上が経ちました。
最後の病名は【TMS】と書かれていますが、現在の病名は【MPS】です。 まあ、TMSもMPSも同じなんですが・・・TMSはココロの問題が大きいという印象を持たれる方が多いのでMPSとします。
わたしの中では痛みに関する完治という言葉はありません。 この日記やブログの題名にもなっている『手放す』という言葉がしっくりくるのです。
で、半年ほど前に『痛みを手放しました』と宣言しました。 いつ痛みが顔を出すかわからない筋通症のカラダ。 宣言するのはちょっと勇気のいることでした。 でもそのときは「もう痛みに負けない」という自信もありました。
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