なんだかちょっとイワクありげな題名だけど育児ネタです。悪しからずご了承を(笑) 今日は天気予報で「午前中は降っていますが午後から快方へむかうでしょう・・」と言っていたので相変わらず希望的観測しかしない私は「今日のお迎えは涼しい雨上がりでいいかも」と思っていたけど一日中しとしと降っていた。11月上旬並の気温らしい。肌寒い。夕方4時半だがかなり暗く、私は保育園への道をぐりに一枚余計に着せて抱っこ紐に入れ傘をさして急いで歩いていた。
ふとよぎった記憶。それは私の小さい頃の記憶だ。小さいといっても暗い道を歩いているんだから小学生の頃だろう。習い事の帰りだったか、今日と同じように雨に降り込められてあたりは暗くて・・・でも私は歩いている。もうすぐ家だ。暖かい灯りがついていておかあさんが料理している水蒸気で部屋が温かく曇っている家。帰ったらコタツに座って夕方の天気予報を見てお茶を飲もう。それだけでなんだかとても楽しかった。帰ってきて開口一番「家っていいね〜」と母に言った、と思う。あともう一つ、寝るときに太陽の匂いのする布団にくるまって「おかあさんおやすみ〜」と言ってすぐに眠りに落ちる気持のいい記憶。
今思えば私は小さい頃から「家庭」に執着していたのだろう。今の自分を「家庭的」だとはあまり思えないのだけど、根っこの部分で自分の理想とする「家庭」の断片的なイメージをずっと長い間大切に持っていたのだろう。
私の子供達はどんなイメージを持つのだろうか。いつかきっと聞いてみようと思う。
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