今年一番の冷え込み、朝は窓ガラスが白く曇っていた。今年初めての長ズボンとトレーナーを出しぐらに着せる。去年まで少しずつ大きかった服が半年後少しずつ小さくなっている。だって体重はほとんど2歳になってから変わっていないのに背ばかりぐんぐん伸びるから着れるけれども丈は短くなっているんだね。
今日はぐら保育園まで歩きました。所要時間20分。大人の足でも15分弱かかる距離なのにこれは快挙だ。夏から送り迎えによく歩かせたからかな。まあ、ベビーカーを私と変わりばんこに押して手を離す遊びをしながらだったからなあ。遊歩道なのでこんなこともできてしまうのです。普通の道なら車が気になるし人もたくさん歩いているのでそれどころじゃないものね。
さて、ぐりを抱っこしての帰り道、いつも髪を切ってもらう店の若いマダムが真っ黒なラブラドールを散歩しているところに出くわした。「おはようございます〜」「どちらへ?」「上の子を保育園へ送っていった帰りなんですよ」「ああ、あの保育園ですか、厳しいって評判の」「え・・子供じゃなくて親にですか?」「そうそう、よく聞きますよ」
そうなのだ。ぐらの通っている保育園は認可私立なのだけどどちらかといえば「親に融通をきかせてくれる」保育園ではなくて「子供第一、親は苦労してください」という感じの保育園なのです。新しく設備も良く行事も充実、人気もかなりある反面「○○ちゃんのおかあさんが副園長先生と喧嘩して転園した」とか「躾のことについてとやかく言われた」とかいろんな噂が後をたたない。ぐらのクラスのお母さんたちも「あの人と目をあわさないようにしている」人もいるくらい。人生一筋保育に従事してきたカリスマ副園長(50歳ぐらいのおばさん)のもと若い保育士が多い。そういえば「保育士が定着しない保育園」という噂もあったな。多分かなり仕事として要求されることが多いのだろう。
しかし、私はこの副園長と相性がいいんですね。というのはまず、教育・・というか育てる方針というのが「子供はのびのびとはだしで外で遊ばせて体力をつける」「勉強なんて2の次3の次」なんですが・・・これが私の方針とぴったりマッチする。ついでに厳しいことを言われるのが私は苦にならない。かなり楽天的というか、自分にとって大事かもと思うところを取捨選択して取り入れるタイプなのでかえっていろいろ聞けてありがたい。ふと思えば私の母親もダンナの母親もなんとなくこのカリスマ副園長と共通するところを持っているような気がするのです。
何といってもここの子供達はほんとに生き生きしてる。それだけで十分な気がする。
結局園の方針とかによって親と保育園の相性ってのも、どこが良い悪いではなくあるんだろうな。相変わらず待機児童はものすごい数で園を選べる状態ではないけれども、私はこの園がよかったと思っています。
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