AS ‖BAGDAD Cafe‖ 暇喫茶的育児休暇

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日々つれづれ、育児休暇中の日記です。(2002/8-2003/3)
その後ぐら小学4年生、ぐり小学2年生になり
中学受験を視野に入れた勉強の記録

2002年11月05日(火) 子どもたちにごめんなさい

久しぶりにやってしまった。今日はぐらは双方の実家に帰ったときに寒い中遊んでいたからか咳がひどくて大事をとって保育園は休ませた。ぐりはもう疑いようもなく抱っこ癖がついてしまってよく愚図る。ぐりをなだめつつ、ぐらがビデオを見たりおもちゃで遊びながら私に話しかけてくるのに適当に返事を返しつつ家事をしていた。

夕方にじたばたするのが嫌なのでだいたい最近は夕飯は午前中、もしくは午後の早い時間に作ってしまう。ぐりはまだぐずぐず言っているのでバウンサーを台所の入り口に置いて私が見えるようにしておき、野菜を切ったり下ごしらえを開始する。しかしぐりはぐずぐず、とうとう泣き出した。少々こちらであやしてもまったく泣き止む気配はない。2、3度抱き上げると嘘のようにぴたりと泣き止み、鏡の前であやすとにこにこ笑う。体の調子が悪いわけではなさそうだ・・・ということで少々泣かしておいてもいいかなとそのままバウンサーにぐりを置く。置いた途端火のついたように泣くぐり、しかしもう火を使う料理に取りかかってしまっているのでとりあえずそのままに。ぐらは鼻がでると「おはな〜」といって私のところに拭いてもらいにくるのだが、私がなんとなくイライラしているのを察知しているのかいつものようにはこっちに来ない。ぐりは号泣、もうダメだと火を消してじたばたしているそのタイミングの悪い時にぐらがこっちにきて「おはな〜」と言った。「おかあさん忙しいから向こうで待っててっていってるでしょ!」語気の荒さにひるむぐら、一瞬「しまった」と思うが自分のイライラを自分で今押さえる自信がない。「もう二人とも忙しいからって言ってるのに・・・」と呪文のように唱えつつ頭のどこかで「早く気持を切り替えなきゃ」と思っている自分がいる。別室に閉じこもりぐりぐらの大泣きの声と遠くに聞きながら気持を静めようとする。
きっかり2分、今回はどこをどう眺めても自分が悪いのだともちろん納得して部屋から出てくるともちろんぐりとぐらがそのままの位置で声を上げて泣いていた。ぐらの足もとのフローリングに涙の粒がぼとぼと落ちているのを見て反射的にすぐに抱っこする。ぐりはバウンサーに据わらせたまま手を握って揺らしながら「おかあさんわるかったね。ぐりもぐらもぜんぜんわるくないのにね。ほんとうにごめんね」声に出して謝る。ぐらも私にしがみついていたけど背中をぽんぽんしていると安心したのか泣き疲れて抱っこしたままうとうとしている。ぐりも私が手に触れているだけで安心したのかピタリと泣き止みこちらもすぐに寝てしまった。

こんなにもお母さんを必要としているのに、余裕がなくてごめんよ。完全な母親じゃあないから次もまたやっちゃうかもしれないけど、おかあさんちゃんと自分が悪いことをしたって言葉にして謝るからね。ぐりぐらが育っていくのと同じように私もお母さんとして育っていくからね。許してね。

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