AS ‖BAGDAD Cafe‖ 暇喫茶的育児休暇

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日々つれづれ、育児休暇中の日記です。(2002/8-2003/3)
その後ぐら小学4年生、ぐり小学2年生になり
中学受験を視野に入れた勉強の記録

2002年11月08日(金) 抱っこ癖

昨日図書館で借りてきた絵本「おやすみなさい おつきさま」(マーガレット・ワイズ・ブラウン作 評論社)、例の雅子さまの育児ネタで大きく取り上げられていた絵本、初めて読んだんだけどいい絵本だった。だんだん部屋が静まってきてだんだん暗くなってきて暖炉の暖かい火と外の月と星がいつまにか明るくなっている。おやすみなさいをする前のゆったりした時間の流れを感じられる。ぐらはまだこの良さはわからんだろうなあ・・・何冊か借りてきた中で「どれがいちばん好き?」と聞くと「きかんしゃ」と答えていた。これは安西水丸の絵本でお察しのとおりかなりシンプルで分かりやすいです。これももちろん面白いんだけど。

さて、ここまでなるとは思わなかったぐりの抱っこ癖、この2,3日下に降ろした途端泣くというすさまじいもの。もちろん朝の保育園へ行くのに家へ出る前などのばたばたした時なんかとても抱っこする余裕もなくほったらかしなのだけど、それこそこの世の終わりのように顔を真っ赤にして泣く。どうしようもないのが分かってるので割り切っているつもりでも心の何処かで罪悪感があるんだろう・・・イライラしていてその微妙なイライラがどうしてもぐらに向けられてしまう。今日も風が強くて家を出たときにぐらが喜んで走り出し帽子が飛んでしまったときも「とってきなさーい」と強硬に命令、押し問答しているうちに近くで見ていたお母さんが取ってくれてなんだか自分の余裕の無さをみられたようで情けなかった。

しかしぐりの私を見る目ってのはほんとうにこう、なんと言うか「積極的に熱烈に愛されている」といった感じだ。ぐらの時にはこうお互いがお互いに向ける愛情がほんわりしていたような・・・。そのほんわり愛情に慣れている私が戸惑うぐらいすごい(笑)。例えば授乳の時に吸い付いてごくごくごくと飲んでは私の顔を見て安心しにっこりしてまた飲むを繰り返す。身も世もなく泣いてても抱き上げた途端、ほんとにその瞬間ぴたっと泣き声が収まる。私に抱っこされている時は私の髪をさわり顔をさわり自分の顔を抱っこしている胸にごしごしごしと擦り付ける。私の指をかなり強い握力で握って離さない。添い寝する時には自分の足を私の体にくっつけないと寝ない・・・。うーん、言い方が変だけど赤ん坊に「強烈に愛されている」のをひしひしと感じる。なんだか妙な気分だ。そりゃ私に男から「おまえさえいればなにもいらない〜」とかなんとか熱烈に愛された経験があればまだ理解の延長線上にあるのだけど、幸か不幸かそういう経験はほとんど無いし(笑)。いやはや、嬉しいけど大変、大変だけど嬉しい、これも母親の醍醐味の一つと思いつつ、ふと来年の保育園入園の慣らし保育のことが頭をよぎる私。多分、いやきっとかなり大変だろうなあ・・・

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