◇◇マ二ペニーの日々是雑記◇◇
Nellie



 ならばスケルトン・アストンのミニカーでも

こちら12月4日付けのYahoo!ニュース「007の愛用ハイテク機器、映画を飛び出し現実に」にて。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021204-00000001-wir-sci

もともと技術とは空想から始まるわけで、その空想が現実に結実した時に技術が開発されるもので、ボンド映画の秘密兵器の魅力は現実結実する「半歩手前」、技術者達のモチベーションを炊きつける、手が届く未来の高揚を提供してくれると・・・思ったりするのです。

空想から現実になったものに

ラテックスを使って偽の指紋は、ゼラチンで作った「グミの指」で指紋スキャナーをパスできることを横国大教授が証明して、国際的な注目を浴びたり。

ジェットパックは米軍が開発して、ロサンゼルス・オリンピックの開会式に一般の眼にもお披露目となった。

「ネバーセイ・ネバーアゲイン」のレーザー光線を発射する腕時計は、レーザー・メスでなく、レーザー・ポインタなら、すでに市販されてて、観客が某野球選手の目を狙って問題になったこともある。

え? 初めてレーザー光線を使ったのは「ゴールドフィンガー」ではと言うけれど、「ゴールドフィンガー」が公開されてから採掘用レーザーが発明されたのではなくて、映画以前に工業レーザーは存在していたから、Yahoo!ニュースでは、ボンド研究家のアラン・スティーブンソン氏はそれについては言及していなかったのだとおもいますよ。時計仕込みはネバーセイのころにはなかったんでしょうね。

・・・・で、
本題の、ハイテク装置によってアストンマーチンを見えなくしてしまうシーンで、

「そんなのあるか!(ノ-_-)ノ ~┻━┻ 」

・・・と、熱くネタばれしてくれた友人もいたので、「消える車」と笑い飛ばして恥かく前に、この、いかにも攻殻機動隊ばりの、プレデターばりの光学迷彩はすぐそこまできてるんだよというのが、今回のニュース。

ノベライズでどうレイモンド・ベンスンが理論武装するか非常に楽しみなんだけど・・・

この技術は『適応カムフラージュ』(adaptive camouflage)といい、米トレーサー・ラウンド・アソシエーツ社とカリフォルニア工科大学が共同開発している、プラズマ画面と組み合わせたカメラを使って自動車をカムフラージュする技法らしいんだけど・・・

http://www.nasatech.com/Briefs//Aug00/NPO20706.html
英語、わかんねー ウワァァァァァァン!!! ヽ(`>´)ノトオモワレ

そこで、こまった時は、東大に聞こう!
http://www.star.t.u-tokyo.ac.jp/projects/MEDIA/xv/oc-j.html
「光学迷彩(Optical Camouflage)」とは、なんぞや?

複合現実感における一般的な映像提示技術は,現実空間にバーチャル空間の映像を重畳させる、映像の「加算」である。

逆に現実空間の物体を視覚的に透明化、映像の「減算」を可能とする光学迷彩技術を用いることにより、実空間内で邪魔な物体を視覚的に消去することが可能となる.

光学迷彩は遮蔽物体に再帰性反射材を貼付した上で、背景映像をプロジェクタで投影することにより実現する.光学迷彩の構成は以下のようなものである。

つまり背景と同じ画像を、隠したいものの上に被せるように投影することかな。

百聞は一軒にしかず、同ページの動画を見たほうが、早かったり・・・
http://www.star.t.u-tokyo.ac.jp/projects/MEDIA/xv/images/Oc.mpg







2002年12月05日(木)
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